第5話
俺はその後、更にその紙を読んだ。
なお、その奴隷となった者を自分の奴隷とする場合、相手の貴族に許諾を得ることが条件となる。
インターホンが鳴る。
俺はカメラを確認すると、明らかに異常な荷物が入ってそうな箱と黒服の人がやって来た。
たが、つまりそれは出ないといけないと言うことだ。
「はい」
そして先程同様の深い頭の下げ方をする。
「奴隷を届けに参りました。」
さっきの紙にも書いてあり、説明でも聞いた。
そして箱の中には見覚えのある顔の人が入っていた。
クラスメイト 真川 まきさん
「・・・っ!!!」
口が縛られて息が辛そうだ。
「それでは、失礼します」
俺はすぐに口を解放する。
「はっはっはっ」
真川さんは呼吸をする。
「あの、大丈夫ですか」
「・・・大丈夫なわけない・・っっ!!」
真川さんは首輪を取ろうと凄く痛そうにしている。
「・・・っ大丈夫です。心配は入りません」
とても痛そうな顔をしている。
「でも、とりあえずその首・・・」
そうだ、説明でも言っていた一度奴隷になった者は直ぐには解放することが出来ない。
【本当に、ゴミねアンタ】
「私はご・・・ご主人・・・ご主人様に何で・・・も従います」
たった一日でクラスメイトとの立場は逆転した
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