第四十六話 キンコが説教! ツナヨシが思う「生類憐みの令」の始まり!
「この状況は魔王の仕業か。そこの人たち、ロボットたちの制圧して感謝する」
サラブレットから降りたトクダさんはステラとカラにお礼を言ったのだ。
「では、この
トクダさんは腰にかがけている剣を取り出し構えた。
見事な立ち振る舞いにステラ達は唖然とした。
いったいのロボットがトクダさんの後ろから攻撃してきた。
トクダさんは瞬時にかわし、ロボットの腹部に貫いたのだ。
貫かれたロボットは起動が停止して、地面に倒れたのだ。
だがロボットたちはいっせいにかかってきてトクダさんは鬼の形相で睨みつけた
。
その威圧にステラ達はビクっと驚いた
。
「すさまじい気。」
ステラが小声で言うと、トクダさんは素早くロボットたちを斬りかかり倒しまくったのだ。
「ステラ殿!カラ殿!ここは後任せたぞ!」
分かったわっとカラはガッツポーズして言ってトクダさんはサラブレットに乗ってある場所に向かったのだ。
「んじゃ、ステラ行くぞ!」
「分かったわ!」
カラは背中にしょっていた魔法の杖を出して、呪文を唱えた。
「汝、水の聖霊よ、冷気により、凍りつき、すべてのものにふるいただせよ!」
カラの魔法で水を作り、冷気によって氷になりロボットたちの動きを止めた。
続いて、ステラの「ロイヤルブレード」が氷で固めて巨大な塊を作りそして思いっきり振りかざし、氷が砕け、塊が凍り付いたロボットに直撃し、気だけ散ったのだ。
「よっしゃーーーーー!!名付けて「ブリザード・インパクト」としようぜ!」
「名付けなくていいよ」
カラがテンション上がっているのをステラは突っ込んだのだ。
その頃、ツナヨシとゲンジ、キンコは睨んでいた。
「魔物を愛しているだと」
「そうとも、私も昔、小さい鳥の赤ちゃんの魔物を飼っていたことがあった。それはそれは可愛がっていた。けど、成長につれ家より大きくなり、しまいに町中大騒ぎになったことも、そこで町の中で一番偉い長老が魔物を森に帰すように言われた。それがあまりにも悔しくて、悔しくて、その思いも、あんたに会ったときから、気づいたんだ」
「えっ、米と野菜だけでは満足できないではなかったか」
ゲンジはキョトンとして言うとそれは、それ!とキンコは話を濁らした。
「だから、この戦いはあんた、ツナヨシさんが魔物たちに傷をつけさせないためこの生類憐みの令を作って、動物たちと一緒に守ろうと決意したんだろ!」
キンコが指を刺して言うとツナヨシは苦虫をかみしめたて下をむき、話した。
「そうかもな、異世界人のおかげで一部の動物たちの命は守られたが他の動物たちや魔物は盗賊や冒険者に殴り殺しされていくのは見ていられずにお爺様———。イエヤスに頼み込んだんだ」
「そうか、イエヤス殿の力で、生類憐みの令を———」
ゲンジが感心していると一体のロボットが箱割れを壊して現れ、ツナヨシに襲い掛かってきたのだ。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
ツナヨシーーーー。とキンコがとっさに叫んで言った直後。
サラブレットに乗ってきたトクダさんが現れてツナヨシを救出したのだ。
「はぁ、ヨシムネ殿!」
「久しぶりだな。ツナヨシ」
トクダさんは笑みを浮かべて助けるとロボットが二人を襲い掛かってきたのだ。
「セイバイ!」
この一言によりサラブレットが立ち上がり、ロボットを拳で粉砕したのだ。
「ゲンジ殿よ。お待たせしたな。早速だが、助っ人が到着すると思いますよ」
到着?とゲンジはキョトンとした顔をするとトクダさんは叫んだ。
「フンドシ殿!」
すると上空の彼方から一人、いや二人の影が落下して現れたのだ。
「拙者はみのこなし太郎、皆からはフンドシと呼んでいる」
フンドシとその横にミルクが来たのだ。
「ミルク殿、お前、最近見かけないと思ったが、フンドシ殿と一緒に行動していたのか。」
ミルクに言うには空き家に入ったゲンジたちがエド町の城に入った直後、奥のほうから大きな声が叫んでいたのを見に言ったらフンドシがまだ暴れていなかったロボットを制圧していたのを見つけ、一緒に行動していたとのこと。
「話は聞き入れた。ならこの拳でこの者たちを吹っ飛ばす」
フンドシは拳を作り構え、ロボットがいる町の方向にさししめした。
「ちょっと待て! 前みたいに町ごと吹っ飛ばされても‥…」
「心配ご無用‥‥拙者も少しは成長したってもんよ」
そして振りかざしたのだ。すさまじい風圧でロボットたちは吹っ飛ばされて粉々に壊れていったのだ。
町のほうはと言うと壊れやしなかったが、ロボットたちが吹っ飛ばされた衝撃で長屋に激突し、全部壊れ、道も城壁もめり込まれて壊滅状態になってしまったのだ。
「どこが成長したっていうの、壊滅しそうになっているんじゃないか」
キンコが突っ込むとフンドシは仁王立ちのなって、ついうっかり。と無表情で言ったのだ。
こうしてロボットたちの動きは止まり、戦いが終わりを告げるのであった。
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