第十七話 決着! そしてゲンジたち、王都に向かう!
「優勝は——カラ・クーデリア!」
司会者はカラに刺して言い。歓声が沸き上がってカラに向かって言った。
「すごいぞ!カラ—。あのゾーラ様を倒すとは」
「今までがゾーラ様が圧勝してつまらなかったからやっと!新たな風が吹いて俺たちは嬉しいぞ!」
「美人の姉さん!この際!俺と結婚してくれー!」
関係ない声援もあったがカラは嬉しそうな顔になって手を振っていたのだ。
ゾーラというとギルドマスターと一緒にプラモ参加者の前で正座して落ち込んでいた。
「すまないことをしてしまい申し訳ない。もうかくまったりはしない!保証金は責任もって払うので、このセンカン町と大会のことは悪く言わないでください。」
「ゾーラ様!違います!かくまうようにしたのはわたくしです!なので全責任はわたくしに———。」
「ギルマスよ!あまり自分を追い詰めるな。この魔王の四天王ゾーラ!この大会を最後に引退を決意させていただくのと同時に魔王の四天王も降りさせてもらう」
ゾーラは誠意を見せた土下座をギルドマスターは泣きじゃくってゾーラ様!とかすんだ声で言った。
「頭をお上げください。ゾーラ殿、私たちは無類のプラモデルバカだ!24時間プラモデルのことを考えているのは楽しいもんだ。無論、不正は許さなかったが、私らと同じ趣味を持っているもの同士として嬉しかったぞ」
プラモ参加者の一人、職人がゾーラの視線に負わせて言うとシマウマが手を差し伸べてゾーラに握手した。
涙を流したゾーラはありがとうございます。と言って和解したのだった。
「いい話ですね。カラ」
ステラはカラの隣にきて話したがケッ、面白くねー。とカラは目を細めて言ったのだった。
表彰式———。
表彰台にはゾーラが待っていて、カラが壇上に上がったのだ。
「表彰状!カラ殿!あなたは第六十五回プラモ大会をおいて全制覇し、創作の自由を新たに発見させてきたことに。ここで表彰します。」
カラは表彰状をもらうと片手を出して言った。
「
「おぅ、そうか。ならわしが作ったこの「ロイヤルブレード」を差し上げようではないか」
いるかー!!!とカラは
「イヤイヤ、賞金!お金!高額じゃないのはいいけどさすがに百万ハンくらいはもらえるだろ!」
「カネなーここにある黄金の
使い込んでしまったから賞金を出せるもんはないんだよ。まぁこの剣は売れば結構値段はいいぞ!」
ゾーラは腕を組んでうなづいて言うとステラは輝いた目を見て話しに入った。
「カラ!この
カラはステラに剣を渡すと独り言をグチグチとしゃべり始めて周りを見なくなった。
「そう言えは、キンコとミルクは———。」
表彰台から少し離れた旅館の前にキンコとミルクたちが「完売」と書いてある旗を掲げて片付けの準備をしていた。
キンコは売り上げの金額を数えていて、ミルクは旅館の女将含む従業員たちに「ミルクアイス」を渡していた。
10分くらいたった時——。カラとステラが帰ってきた。
ミルクはカラに出会った直後に牛仲間と開発した「ミルクアイス」を渡して、頭を使って疲れた時には甘いものが効果的だと、どこかの異世界人が言っていたのだ。とジェスチャーをした。
カラは一口食べると幸せな顔になり、ところでいくらぐらい儲かった。と聞いた。
ミルクはひそひそとしゃべるとにやりとカラは喜んで部屋に戻ったのだ。
「カラ、優勝したときは勇者みたいになっていたのにもうゲスでだらしないカラに戻ってしまったね」
ステラは頭を手で押さえて落ち込んだのだ。
一方ゲンジはギルドマスター室でゾーラとギルドマスターと話していた。
そこには紳士的な五十代の男性が座っていた。
「ゾーラ殿!——この方は異世界でバ〇ダイで働いていたと言っていた。お偉いさんで先ほどの戦いを見て、提案が思いついてゾーラ殿と話したと——。」
「ゾーラ殿。初めまして、わたくしは元〇ンダイで働いていたムラカミと言います。」
ムラカミさんが名刺を出してお
この作法も——。異世界人のサラリーマンから教えてもらって学んだこと。
「私はこれまで多くのものを見てきたがカラさんや他の者たちの出来に感動しました。そこで私は、牢獄になっている。元アニメ会社を再開し、ロボットアニメを全世界で公開して、この町を活性化を
ほぉー。とゾーラはあごをさすって驚いてしゃべった。
「さすれば、この町が住みたいと言ってくれる人が多く寄せてくるし、観光にきてくれる人も来て、前より賑わいが広がるのはわしは賛成だ。」
ではっとムラカミさんが目をカッとなって言い。
「ああ、我が、ゾーラ、街の活性のため!、牢獄をアニメ会社を作ってロボットアニメで出てきたロボットをプラモを作って多くの人たちにこの町を知ってもらうよ精進しようじゃないか。」
こうして異世界人、ムラカミとゾーラは握手をしてこの企画を取り組んだのだった。
ゲンジはうなづいていると、ギルドマスターはちょっと複雑な顔をして見ていたのだ。
何か不安でもあるのかろうか。‥…まぁいいか。わしができるのはここまでだし。
そう思って、話し合いは終了して、旅館に帰ったのだ。
翌日————。
王都行きの船のチケットを買ったステラはゲンジたちのところにきて渡した。
チケット売り場の提案も異世界人が考えたのだ。
ステラはミルクにも渡そうとするとミルクは一緒に仕事してきた仲間を見て右手で胸を二回くらい叩いてそれを合図に牛仲間も胸を二回くらい叩いた。そしてクールに去っていたのだ。
後で聞いたがこれは、ミルクたちと一緒の牛たちの別れの挨拶らしく。「体に気をつけろよ」「お前もな」のジャスチャーの進化系とのこと。
「んじゃ、全員乗り込んだようじゃな。では向かおうぞ———。王都とやらに。」
こうしてゲンジたちは一番でかい島国。「王都」に向かったのだった。
余談だが——ミルクたちが開発した。「ミルクアイス」はセンカン町の名物となり広まっていったのだ。
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