第四話 町人がピンチ!キンカイ町
私たちはキャンプ場からチェックアウトし———荷物も入れて始めた。
とはいえミルクが牛車に入れていて、ゲンジとステラは何もせずに乗り込んだのだ。
ミルクが言うには私一人でも大丈夫ですので待っていてくださいとジェスチャーしてからに伝えて言ったのだ。
カラは施設から出てきてゲンジたちに向かって話した。
受付の兄さんに近くに何あるか聞いたら、王都直属の町があると言っていたので。
カラも牛車に乗って出発し始めた。
動かすのはミルクの仕事なのでゲンジたちはグランピングキャンプでくつろいだとはいえ疲れが残っているので昼寝をしながら待っていたのだ。たぶん遊び疲れだろう。
気持ちよさそうに寝ていて二時間後———ある場所に着いた。
ここはキンカイ町———
ここは盆地に囲まれていて一つの山にの奥には大きな洞窟で金塊を取れていて、王都直属の村で物資とか王都からきて、よくしてくれる町だ。
ここでは商店街のアーケード通りができてあり、噂では異世界人が作って盛り上がってほしいとのことで作った場所だ。
「今日はここで泊まりましょう」
ステラが言うと、ふとゲンジたちが何やら不穏な空気を感じ始めた。
商店街の街並みの人たちがげっそりしていてため息をついていた。中には茫然としているものもいたのだ。
「どうしたんだ。皆、厳しい顔をしていてー」
ステラは困惑しているとゲンジが動き出した。
「何やら、困っていそうだ。ちょっと聞いてみよう」
ゲンジは商店街の人————。靴屋を経営している。おじいちゃんに聞いてみた。
「君たちは」
じいちゃんは驚いた顔になっていて、ゲンジが堂々と言った。
「わしはゲンジ! 人情をなにわいとしているおせっかいなじーさんだ。」
「どこがじーさんだ!」
靴屋の爺さんがゲンジに突っ込んだらあっ!そうだった。と驚いて、仕方なくステラが割って入って行った。
「すみません。じーさんではないのは確かだが、私たちは困っている人達を助けて旅をしていますの」
「えっ。わしはえんまのー・・・」
「シー」
ステラは、ゲンジの肩を叩いて、こそこそ話した。
「いいだろうが。えんまだが、メンマだが知らないけど困った時には助けるのが務めだろう親に言われなかったの」
「いや、そうだな、スケさんの言う通り、なら、さっそく話に向かおう」
ゲンジが言い終わると靴屋のじいさんに聞いたのだ。
「今、わしらの商品や税金が値上がりあって、庶民の我々では買えなく困っているんですよ。これを見てください!」
靴屋の爺さんは自分が売っている靴を見せてきた。
スニーカー‥‥これも異世界人が開発したもので履き心地が
良すぎて商品化して売れまくったもの。平均の価格が5000*円
*(円は異世界の勇者がつけたら、王族や貴族が大喜びで買えてしまって、この通貨になったのこと、だが一部の庶民では使いにくいから元に戻してほしいと望む声もあるらしい。———ちなみに価格は同じである)
くらいだったがここに書いてあるのが五万円になっていたのだった。
「それもこれもあのデブ団長のせいなんだ」
「団長・・・?」
ステラがキョトンとして話を聞いていると続けてじいさんが語り続けた。
「この町には、王都直属なので城の警備にきている奴らだよ。ある日地鳴りが起きて山の奥のほうから洞窟が出てきたのだ。そこで調査に来たそいつらが金を見つけると団長が入らないように封鎖し、わしらの防護服や剣など作るようにと言ってた矢先、金は遊びにつあっていて、わしには一銭も出さずに何も守られることなく、今に至るってわけらしい。それにあの金鉱から騎士団と炭鉱で雇った外部の奴ら以外は入れなくて何やっているのか分からないだよ」
「どういうこと」
ステラは真剣な顔になりじいさんは話し続けた。
「わしらの税金から雇った外部の奴で偶然にも金が出てきて取りまくって団長が一人占めしている。だから今、わしらがこんなひもじい思いをして元気がないんじゃ」
「確かに許せない!」
ステラは怒りをあらわになって、ゲンジとカラに言った。
「カラ、ゲンジ、こんなことっておかしいものよ!その騎士団とリーダーの団長を懲らしめていくよ!」
ゲンジも拳を握って怒りを沸いて言った。
「確かに、あっちでも税金で苦しめられてたことあるから、わしらも参戦して、町人たちを助けてやろう」
ありがとうございます。と靴屋の爺さんはゲンジの手を握って涙を流しながら感謝していた。
それを見たカラは虫唾が走るような顔になって腕を組んで言った。
「あーあ、めんどくさい。私は奥の旅館に泊まって待っているから二人だけで訴えてらっしゃいなー。な、ミルク」
カラは唐突に旅館のほうに向かおうとするとミルクは微動だにせずに突っ立っていてゲンジのほうに近づいてガッツポーズをし出した。そしてカラを見てジェスチャーで言い伝えた。
「私もゲンジとステラの言う通りこの村を救わなかったら魔王を倒せないと思いますよっだと、‥…分かったよ!私も同行すればいいんでしょ!」
カラは嫌な顔をしてステラとゲンジの向かう方に歩いて言ったのだ。
こうして、私たちは、王都直属の騎士団が住み着いている大屋敷にのほうに向かったのだった。
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