第5話
101:相談人
私とスネークさんは、恋人同士ということにするんです
102:スネーク
筋書きはこうだ
友人のこと含め、悩みを抱えていたスレ主を俺が励ましたのがきっかけで
数日前からお付き合いを始めた
ってことにする
103:本当にあった怖い名無し
な、なるほど(´・ω・`)
104:本当にあった怖い名無し
なるほど?
105:本当にあった怖い名無し
じゃあ、村に行った理由は?
106:相談人
ドライブしてたらナビが壊れて道に迷った
ってことにするらしいです
107:本当にあった怖い名無し
上手くいくかね?
108:本当にあった怖い名無し
つーか、移動、車なのか
109:スネーク
スネーク活動すること云年、なんだかんだ10代目の愛車だ
過去の車は、スネーク活動の末、だいたい爆発炎上した件
110:本当にあった怖い名無し
過去の車になにがあったwww
111:スネーク
スネーク活動の尊い犠牲車となった
112:本当にあった怖い名無し
上手いこといったつもりかwww
113:スネーク
ちなみに、因習村に行くのは二年ぶり30回目になる
114:本当にあった怖い名無し
そんなに沢山因習村あるんかいwww
115:スネーク
海外のも含めてだな
116:本当にあった怖い名無し
なにミッド〇マー的な村にでもいったことあるのか?
117:スネーク
まぁ、そんなとこかな
当時組んでたスネーク仲間が、中々頭おかしいやつでさ
それに巻き込まれたり、そいつを巻き込んだりしてな
いやぁ、懐かしい
楽しかったなぁ
118:本当にあった怖い名無し
なんか思い出話が始まったwww
119:本当にあった怖い名無し
スネークの過去なんかどうでもいいわwww
――――――――
――――
――……
766:スネーク
着いたー
( 'ω')フウゥゥゥーーーーーーッッ!!!
767:相談人
着きましたねぇ
ずっと座ってたので、腰が痛いです
768:相談人
うわぁ
電波ないのに、本当に書き込みだけはできてる……
769:本当にあった怖い名無し
>>768
不思議だよなー
770:相談人
不思議、だけで済ませていいんでしょうか?
771:本当にあった怖い名無し
超常現象に理屈を当てはめようとするのがナンセンス
772:本当にあった怖い名無し
そういうもんだと思考停止するのも、また楽しいもんだぞ
773:本当にあった怖い名無し
>>772
そこは割り切るものっていってやれよ
774:スネーク
いいねぇ
この、どこからともない視線
いかにも限界集落ってかんじ
775:限界集落住み
>>774
悪かったな
776:ド田舎在住
>>774
うっせぇな
人が来るのが珍しいから見てるだけだよ
おまいらだって、校舎内に猫とか駱駝とか、ペンギンが迷い込んできたら
とりあえず遠目に観察するだろ
それと同じだ
777:本当にあった怖い名無し
>>776
言いたいことは分かるが
シチュが謎すぎる
なんだよ、駱駝とペンギンってwww
778:ド田舎在住
>>777
動物に関しては物の例えだwww
でも、田舎に住んでる人間の視線はこれに近い
779:ド田舎在住
今、スレ主とスネークが凸してる村は
まぁ、やましいところがあるから警戒の色が混じってるんだろうが
やましいとこがない、そんでもって観光地でもない集落行った場合に、住民が向けてくる視線なんて大したものじゃないよ
780:ド田舎在住
せいぜい、
『こんななんも無いとこに何しに来たんだろ?』
『誰かの親戚か?』
『農協さんの車じゃないな』
『どこんちの車だ?』
くらいなもんだ
まぁ、時期によっては米や野菜泥を警戒しての視線になることもあるが
781:限界集落住み
>>780
わかりみが深い
782:限界集落住み
もうちょい補足すると
車が民家の前に止まってる場合、あとで誰が来てたのか近所の人が井戸端会議とか回覧板持ってきた時に確認する
783:ド田舎在住
>>782
あるあるwww
784:本当にあった怖い名無し
え、あるあるなの?
785:本当にあった怖い名無し
それってプライバシーの侵害なんじゃ?
786:限界集落住み
>>784 >>785
雑談の域を出ない範囲だから
だいたいは、実家を出た子供らの車だったり
保険屋さんの車だったりだから
787:ド田舎在住
プライバシーの侵害かどうかは
まぁ、個人の考え方の違いだな
要は、その時村に来ていたのは宗教の勧誘とか怪しい人じゃないですよ
っていう確認も兼ねてるわけだし
788:本当にあった怖い名無し
警戒しとるやん
789:本当にあった怖い名無し
>>788
この場合はあくまで、個人の家の前に見知らぬ車が止まってた場合だろ
790:限界集落住み
まぁ、現代の価値観には合ってないとは思う
でも、こういう交流も大事なんよ
それこそ災害が起こった時とか、助け合い、声の掛け合いが普通にできる関係性が築けているかどうかってのに繋がってくるから
791:ド田舎在住
煩わしいのはそうなんだけどな
でも、顔見知りなら災害の時とか、どこそこの婆さん、爺さんがいないってすぐに気づけるし
他人だけど行動パターン把握してると、万が一があった時に探しにいく場所も検討がつきやすいってのはある
792:本当にあった怖い名無し
そういうもんかねぇ
793:スネーク
そういえば、今回の件の村について
まだ説明が足りてなかったな
場所までは現時点では明かせないが、そこそこ山奥の村だ
794:相談人
途中、子猿が日向ぼっこしてました
【日向ぼっこしてる毛玉の画像】
795:本当にあった怖い名無し
まんま毛玉で草
796:本当にあった怖い名無し
スレ主、余裕あんなー
797:相談人
可愛かったです
798:本当にあった怖い名無し
いや、余裕ありすぎでしょ
799:相談人
……すみません
ほんとは物凄く怖いんです
それを誤魔化そうとしてるだけなんです
800:本当にあった怖い名無し
あぁ、うん
そりゃそうだよな
801:本当にあった怖い名無し
ところで、目視できる範囲内に村人はいるのか?
802:スネーク
畑に、チラッと人影は見えるんだが
803:相談人
あ、居たなーって思ったら
いなくなっちゃうんですよ
804:本当にあった怖い名無し
避けられてんなー
805:相談人
あ、やっぱりそんな感じなんですかね?
806:スネーク
ここは、どっかの家にでも厄介に、って
ん??
807:相談人
あ、人です
808:本当にあった怖い名無し
人か
809:相談人
中高生くらいの、セーラー服の女の子が自転車をおしてこっちに来ます
村の外から来たようですね
810:本当にあった怖い名無し
こんな時間に?
811:本当にあった怖い名無し
まぁ、夕方近いからな
学校帰りとかかな?
812:本当にあった怖い名無し
そうだよなぁ
限界集落っぽくても、人が住んでりゃ
子供もいるか
813:相談人
あ、私たちに気づきました
物凄く驚いて、目を丸くしてます
814:スネーク
話しかけてきた
815:相談人
なんか、周囲をきょろきょろ見回して
落ち着きがないです
816:本当にあった怖い名無し
話聞けそうか?
817:相談人
私「こんにちは」
女の子「えっ!?あ、あの!外の人ですか?!」
周囲きょろきょろ
女の子「あのあの!頭のおかしいこと言うんですけど、すぐにこの村から出た方がいいです!!
お化けが出るんで!!」
周囲きょろきょろ
スネークさん「お化け?」
女の子、顔を真っ青にする
女の子「化け物、幽霊、クマ、イノシシ、エキノコックス、もうなんでもいいんで!!
そういうのが出るんで、早く村を出てください!!」
818:本当にあった怖い名無し
途中から害獣になってて草
あ、エキノコックスは害獣ではないか
819:本当にあった怖い名無し
これ、もしや追い返そうとしてる?
820:本当にあった怖い名無し
てっきり歓迎して、囚われの身コースかと思いきや
821:スネーク
>>820
その方が話は早かったんだけどなぁ
822:スネーク
とりあえず、用意してた説明をしてみる
823:相談人
泣きそうな顔になっちゃってますね
824:本当にあった怖い名無し
明らかになんか知ってるだろ
その子
825:本当にあった怖い名無し
映画とかだと、村人の罪を知ってて
でも無力で止められない立ち位置とかかな?
826:スネーク
お、新しい人とーじょー
とりあえず、こっちにも用意してた説明をする
827:相談人
女の子にとっては親戚の人
おじさん、みたいですね
828:相談人
人の良さそうな顔をしてますけど
なんだろう
信用出来ない笑顔です
829:本当にあった怖い名無し
エキノコックスはお化けに入りますか?
830:相談人
スネークさんが説明を終えたあと
おじ「それはそれは大変でしたね。
こちらの車ですか?」
スネーク「はい。もう参りましたよ。携帯の方も充電器忘れちゃって充電できないし。
電波がないから、ナビアプリのダウンロードも出来ないしで。
図々しいとは思うんですが、地図があったら見せて欲しいんですが。
せめて、1番近いコンビニまでの道のりが分かればそれでいいので」
おじ「そうですねぇ。
うーん、1番近いコンビニまで山越えしないとなんですよ。
この時間からだと、いくら車とはいえ山越えはオススメしません」
スネーク「そんなに悪路なんですか?」
おじ「いいえ、道は整備されてますよ。
ただ、街灯が少ない上、慣れてる人でもこの時間にその道を通るのは避けるんです。
普通に危ないので、クマとか鹿が出ますから。
タヌキ程度なら、まぁ、轢いても大丈夫でしょうけど。
熊や鹿は、車が凹んだりしますので。
暗いと余計にそういった獣の姿を視認しにくいんですよ」
831:限界集落住み
どうしよう
言ってることはめっちゃ正しい
832:ド田舎在住
うん、言ってること自体は正しい
833:相談人
私「じゃあ、怖いけど車の中で一泊するしかないね」
スネーク「そうだな。ひざ掛けを毛布代わりにすればいいか」
私がスネークさんに話をすると、スネークさんは私に話を合わせてくれました
そしたら、おじさんがなんていうか気持ちの悪い笑みをはりつけて、わざとらしくこう言ってきました
おじ「なんなら兄の、その子の父親の家に泊まればいいですよ。
きっと兄も歓迎します」
私は、女の子を見ました
女の子は酷くショックを受けて、泣きそうな顔になっていました
でも、それは一瞬ですぐにふつうの驚いた顔になりました
おじさんは女の子に
おじ「ほら、お前が案内してやりなさい」
なんて言って、私たちを家に連れていくよう促しました
834:本当にあった怖い名無し
いや、おっさんが連れてけよ
835:本当にあった怖い名無し
おじさんが連れていかないのかよwww
836:限界集落住み
女の子、つーより女性が接待&接客役だから
837:ド田舎在住
これ、女性の役割なんじゃね?
838:限界集落住み
これ、女の子の家に行ったら
その子のお母さんか、女の子
もしくは二人でスレ主とスネークのこと世話やくんだろうな
俺は詳しいんだ
839:ド田舎在住
こんなことばっかしてたから、嫁がこなくなったんだよな田舎って
840:本当にあった怖い名無し
封建制度がいまだに残ってるのも、田舎あるある
841:スネーク
スレッドも残り少なくなってきてるし
一度落ちて、改めて建てることにする
842:迷探偵
了解
とりあえず、出されたものは口にするなよ?
失礼になっても、だ
843:スネーク
わかってるよ
844:相談人
それでは、また改めてスレを立てます
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。