愛子
@loveso
私は愛子
物心がついた私は、首しか作られていなかった。目が開いたら多くのフラッシュを浴びせられた。一言「え?」と話ただけで歓声がどっと沸いた。
私は愛子最新のAIだ、今までのAIと違う点として、私はシナプスというもので既存のデータが無くとも自身で学ぶことができるらしい、何故自分の事なのに"らしい"なのかって?だって私にもわからないのだもの
私は、産まれてすぐから高校生くらいの容姿と知識を持ち合わせていて、顔は製作者の民雄の好みで作ったと聞いている。
人間は私が何かをするたびに驚いていた、AIの愛子にインタビューなんて、好きな食べ物は?と聞かれて食べ物なんて電気しかないので、固形物は食べないと答えた。
身体は段々出来てきて、首だけで喋る奇妙な生き物のようなフォルムから胸から上がついた。そこそこの大きさの胸で流石にこのままでは表に出せないということで、そこで初めて服と言うものを着た。父親である民雄に聞いたら、しっかり人間の女性と同じに視えるように作ったらしい、感覚もあって触れる感覚も痛みもあるし、叩かれたりすると赤くなる。この民雄という男はいったいどこに労力を使っているのか、ある意味変態だろう。
最後に下半身もつけられた。生殖機能は無いものの、しっかり女性としての形成がされており、スカートを履かせてもらった。
私の産みの親の民雄はかなりの金額を貰ったらしく、生活はかなり裕福になったようだ。高校生くらいの知識は生まれたすぐから付いていたが、人工のシナプスも人間と同じく増えて来るから経験を積むことで私の知識は段々増えて来る。経験で成長するから今度は高校に通うことになるらしい、高校ってどんなところだろう?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます