性描写は必要ですか

第1話 BLに性描写は必要か

BLとは男性同士の恋愛を軸とした物語のことです。


ほとんどの作品で性描写がありますが、どうしてかっていうと、どっちが受けなのか攻めなのか、はたまたリバなのか腐女子は知りたいんです。

受けとは女性役で攻めとは男性役のことです。

リバとは、ポジションを固定しないことを指します。


朝チュンではわかりにくいんです。

朝チュンとは、スズメがチュンチュンする朝で、一晩過ごしたことで表現します。


ドラマ化にもなった「チェリまほ」という漫画は、朝チュンだからわかりにくい。間違えて解釈していた友達がいて、いやいやこのセリフを読みたまえ、って感じになりましたし。


反対に言えば、受け攻めの判断ができる描写があれば、朝チュンでもいいことになるってわけです。


朝チュンでもいいじゃない、と思わせた作品は「異世界の沙汰は社畜次第」です。


こちらは角川から出版されてますがBLレーベルのルビー文庫からではなく、いわゆる一般からです。

こちらは、朝チュンですが雰囲気で受け攻めがわかります。


もう一点、なかなか最後まで致さないBLというものがあります。

途中までの際どい描写がありますが。

「FLESH & BLOOD」は二十巻ぐらいで、ようやく最後までします。

めちゃくちゃ面白いです。

キャラ文庫から出版されてますが、未完のまま終わってます。





一方で性描写が多いBL小説のシリーズ物を一気読みした時、明らかに一巻のエロシーンを他の巻でコピペしている作家さんがいました。驚きです。まるっとコピペされてるんですよ。





性描写があるかないかが作品の良し悪しを決めるのではないってことです。





BLで性描写が必要かは、ポジションが大切であって、エロが必要なわけではなく、意味があってほしい。

それならば、ポジションも固定化した二人にエロがなくてもいいのかと言われると、迷います。


シリーズ化した作品で前の巻に性描写があれば、誰しも次の巻でもあるだろうと思ってしまうのです。

やってしまったら最後、毎回、一冊に一回は入れなくてはならないわけです。




余談ですが、BL用語として「攻め×受け」とポジションを表します。

BLを初めて執筆される方は知らずに、何となくで「A×B」を使われてるかもしれません。

腐女子の心は外見だけで、受けと攻めを決めません。

女装してる方が攻めだったり、おじさんが受けだったりします。



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