ダンスミュージックに身体を委ねたい。
ダンスミュージックを、久しぶりに聴きました。
Want U (feat.LANA&Kiyoki) KESSO
2021年の曲だそうです。
時々、ダンスミュージックに心も身体も委ねたくなります。
病気が再発する前に、アルバイトの後でDJ BARに駆けつけて、DJをしていたのを思い出します。最後の方は、先輩の作ったビートに自分で歌詞をのせて、オリジナル曲も歌わせてもらっていました。
レコードを回すのはとても緊張して、次の順番の方が上手くつないでくださることに感動していました。
初めてレコードを回し始めたのは、同じ施設に通っていた先輩が音楽活動をしていて、仲良くなったのがきっかけでした。夜、疲れた頭で、大音量の音楽を聴き、早朝ごはんを食べるのは背徳感もあり、特別な時間でした。
もちろん、そんな無茶は障がい者の私には出来るわけはなく、入院することになってしまいましたが。
「夜は寝るもの」と、看護師さんに言われ、それから夜通し起きることもなくなりました。私にとって夜遊びは、モラトリアムの短い時期に許された、自分と向き合う限られた資源でした。そして、大人と出会えた貴重な場所でした。
夜寝て朝起きる生活も板につき、夜になれば自然に眠くなるようになりました。
それでも、時々ダンスミュージックに浸りたい時があります。冒頭に書いた曲のように。ダンスミュージックを聴くと、当時の何も知らなかった、怖いものなしの私が浮かびます。そして、DJやライブをしていた、いろいろな方の顔が浮かびます。
私は、いつか、ダンスミュージックやR&B、ヒップホップの楽曲を作ってみたいと思っています。月二回、DTMを習っていますが、パソコンの設定でとまどい、なかなか進んでいません。昼間に私が作ったダンスミュージックをプレイリストにして、夜通しで寝ながらBGMでかけてみたいです。本当は、夜遊びをしていた時にその場にいた、みんなにまた会いたいです。でも、今は昼の時間に生きないと。学校だって、塾だって。成長したら、もういられない場所だってあるのです。
――人生は、期限付きの幸せの繰り返し。――
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