夕暮れのバス
日が沈むのが早くなった。
夕暮れのバスの車窓。
街並みを眺めて
あなたに似た後ろ姿を見つける。
「今何してる?」
届いたメール。
返す言葉をじっくり考えて。
もう少しこのまま見えた景色を噛み締めて。
家に着いたら見えた景色を伝えるよ。
きっとあなたは優しい言葉をくれるから。
分かっているからもう寂しくなんてないよ。
「今日は夕暮れが綺麗だったよ。」
不慣れなカメラで撮影した写真を送ればきっと
あなたは素直な気持ちを教えてくれる。
もう寂しくなんてないよ。
あなたの優しさが今まで以上に伝わってくるから。
これ以上何もいらないなんて言えないけれど。
だけれども、今が幸せだと心から思っている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます