暗いトンネル

真っ暗だった

トンネルの中1人歩き疲れて泣き叫んでも

助けてくれる人は見当たらなくて

泣くことに疲れて泣くことさえやめた


出口は見えなかった

見えなかったけれど歩き続けた


時には立ち止まったし

前が分からなくなって後ろに進んでいた時もあったと思う


ただそうやってもがいて毎日を続けていくうち

光がさしたように感じた


暗いトンネルの出口の手がかり

きっとあともう少し

少しずつ涙は流せるようになった


きっとあともう少し

どちらが進む方角なのかはきちんと見えている

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