それでも

時折、見せる。

沈んだ表情。


俯いた大きな瞳が。

潤んだ光を散乱させていて。


ブスだと。

思い込んでいた君の唇が。


柔らかそうで。

僕の心に刻み込まれたのです。


そう。

君は。


ブス。

じゃない。


綺麗だ。


僕は。

何度も。


心の中で。

叫んだのです。

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