書いた覚えのない遺書

 睡眠薬のゾルピデム(マイスリー)を常用していた頃、飲むと酩酊状態のような感じになって、次の日になると何をした覚えていないということが多々あった。

 一番怖かったのが、朝起きて机の引き出しを開けたら書いた覚えのない遺書が入っていたことだった。ほとんど読めないような乱雑な字で「私はしょうもない人間なので死にます」的なことが書いてあった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る