〈後編〉暖炉の炎への応援コメント
前、後編通して拝見いたしました。
後編でおばあちゃんの言葉の意味が全て回収できたような気がします。
裕雪さんの方が見た目は素敵ですが、そんな裕雪さん以上におじいちゃんが素敵な存在だったのですね、おばあちゃんにとっては。
裕雪さんがノルウェーからわざわざ雪の降る街にやってきた理由は、おばあちゃんへの自分の気持ちを伝えたかったのかも? もう年老いて、これが最後のチャンスだと思っていたのでしょうね。
でも、それも叶わず……「ここよりも雪が降る」というのは、裕雪さんの心の中の風景を吐露したのかな、なんて勝手に想像しました(;^_^A。
仮におばあちゃんが若い頃、裕雪さんの招きに応じて東京に遊びに行っていたらどうなっていたんでしょう……裕雪さんに心がなびいたか、それでもおじいちゃんに目が向いていたのか、ちょっと気になりましたね。
作者からの返信
Youlife様、応援コメントをありがとうございます! 台風やら何やらですぐに返事が出来なくてすみません。
『「ここよりも雪が降る」というのは、裕雪さんの心の中の風景を吐露したのかな』……そうなんです。ここでは寂しい心の内を雪で表してみました。
でも今、おばあちゃんに会っても、たぶん気持ちを伝えるという事はもうなかったかな。昔、悲しい失恋はしたけど思い出の中の大切な人達に会いたい気持ちだ、そっと心に傷を秘めて、という感じ。
昔、東京に遊びに行っていたら……。それでもおばあちゃんの気持ちは変わらなかった可能性が高いかな。意外と人の好みというのは変わらないものなんですよね。そして人生、負ける時は負けるものなんですよね〜(と今のバファローズの状態に重ね合わせてみたりする自分です(-_-;))
裕雪さんには、裕雪さんじゃないと、という人が現れるもので、意外と世の中、平等に出来てるのかもしれません。
〈後編〉暖炉の炎への応援コメント
お邪魔します。
旧友に会えずに帰る裕雪さん。ちょっと気の毒だけど、夫婦で仲良く旅行と聞いて、幸せなのを確認できたのだから、満足して帰られたんじゃないかと思います。
大丈夫、きっとノルウェーのお家にも大きな暖炉があると思います。あたたかい部屋で古いレコードを聴く裕雪さんの傍には編み物をする優しい笑顔のパートナー。編んでいるのは白いセーターかもしれません。
色々想像が膨らむお話でした。楽しませていただきました。ありがとうございました。
作者からの返信
葉月りり様、温かい応援コメントをいただき、ありがとうございました。
りり様の想像の膨らませ方が素敵過ぎてうれしいです。と言うか、鋭いですね!
実は、この話には、現実のモデルがいまして、モテタイプとそうでないタイプ、だけどモテタイプの方が痛い失恋をしてしまう話。
ここでは、孤独を抱えた老紳士の話にはしたのですが……。
現実にモデルとした人達は、どちらも良いパートナーとそれぞれ幸せな老後を送っていまして。そして相手の幸せを願う感じもそのままで。
現実、悲しい経験をしても、自分の人生をしっかり歩む事が大切なんだなと思ったりします。そして本当にりり様の眼力はすごいなと思いました。
〈後編〉暖炉の炎への応援コメント
秋色様
お久しぶりです。
雨のこの日に、心安らぐ短編をありがとうございます。
暖炉もそうですが、私は「ずっと雪が降り続くんですよ。ここよりもね」という言葉が気になりました。
ただの一言と言われればそうなのですが、何か含みを感じて。
作者からの返信
西奈りゆ様、お久しぶり……になるでしょうか。(作品を読ませていただいていたので、勝手に近く感じさせていただいていました)
一言のセリフに何かを感じてくださってありがとうございます。
今回は、意図的、偶然合わせて色々暗喩が多かったと思います。雪とか椅子とか。気が付いていただいてありがとうございます。
また、ちょっと悲しい感じの話になってしまいましたが、心安らぐと言っていただき、すごくうれしかったです。
私こそりゆ様の新作に心安らぎ、色々思う事もあり、感想書きたいと思っていたところなんですよ。
〈後編〉暖炉の炎への応援コメント
「僕が彼女を。彼女が彼を」
この短い台詞が、しばらく頭から離れません。
とても良いです。
いやぁ、コメント書きながら、今もゾクゾクしてます。
作者からの返信
ninjinさん、読んで下さり、ありがとうございます!
この短い台詞がninjinさんの心に響いたなら、本当にうれしいです。
人生の中で、一瞬のうちに色々な事が分かってしまう残酷な瞬間ってありますよね。後になると美しかったりするのかもしれない。
ちょっと心にあったお話ですが、寂しい感じになってしまった感あって……。こういう感想をいただき、励みになります。