攻略することが不可能と言われたダンジョンをクリアした者が現れました。プレイヤー名はサイレンスマジシャン。世界中の人たちが探し回ってますがみつかりません。
第32話 音、気配、違和感なく彼女は勇の隣に座っています。
2人目の攻略者現る。プレイヤー名は……
第32話 音、気配、違和感なく彼女は勇の隣に座っています。
栗島真理亜side
「ふわあ」
真理亜はパジャマ姿で大きなあくびをして部屋を出て洗面所に向かう。
「……」
真理亜は歯磨きをして顔を洗い始める。
「ふわあ」
真理亜は歯磨きして顔を洗ったが眠たそうな様子で台所に向かい始める。
「……」
眠たそうな様子でコーヒーカップにインスタントのコーヒーを入れる。
「……」
テーブルを見ると音も気配もなく、椅子に勇が座っていた。
「……」
真理亜は驚く様子もなくコーヒーを台所で飲んでいると
「勇様、あーんしてください」
「ごふ!?」
突然違う人の声が聞こえて真理亜は驚きむせた。
「ごほごほ」
真理亜はむせた様子でテーブルの様子を見ると
「!?」
勇の隣に黒髪ロングの和服の女性が音、気配、違和感なく座って勇に朝食を食べさせていた。
(だ、誰?)
真理亜は勇の近くに行く。
「勇様あーんしてください」
「……」
勇ははずがしがる様子も抵抗することなくごはんを食べる。
「……」
真理亜がいることを気にせずに勇に和服の女性は食べさせている。
「勇ちゃん!!」
真理亜は勇に目を向ける。
「……」
勇はマイペースにおはようと目をあわせて挨拶をする。
「隣にいる女性は誰!?」
「……」
勇は誰だろうという表情になる。
「何でお前がわからんのじゃ!!」
怒った表情になる。
「勇様、嘘はだめですよ」
黒髪の女性が話しの間に入る。
「誰!?何者!?」
黒髪の女性に改めて真理亜は聞く。
「どうもはじめまして、勇様の
黒髪の女性が視線をあわせずに真理亜に自己紹介をする。
「おい!勇!!」
真理亜は殺意の目で勇を見ると紙を見せる。
「……(友達かな)」
「勇様、いずれは結婚して子供を授かりますのでご安心ください」
玲奈は間に入り言う。
「話を飛躍するな!!」
真理亜は突っ込む。
「そもそも、ゆうちゃんあんたどこで知り合ったのよ!!」
勇は真理亜に紙を見せる。
「……(無限の空間ダンジョンで知り合ったよ)」
「……は!?」
真理亜は理解出来ない状態になる。
(ここにいる時点でまさか)
真理亜は違和感を感じながら玲奈を見る。
「あ、勇様、師匠から伝言を預かっています」
玲奈は勇に言う。
「……」
勇はなんだろう?という表情をする。
「師匠が5人目が欲しいから早く無限の空間ダンジョンに戻って来て欲しいそうです」
真理亜の何かがブチンとキレた音が聞こえた。
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