第9話 燈火親しむ(とうかしたしむ)

 初秋の


  燈火親しむ


   夕暮れか


 ☆はつあきの


   とうかしたしむ


    ゆうぐれか


 一句を詠みました。ちなみに、「燈火親しむ」は秋の季語になります。ちょっと、今の時刻にちなんでもいますね。

 昔は今みたいに、電灯などではなくて。小皿に紐をとぐろ状に巻きながら入れて、油を注いで。紐の先端に火をつけ、それを照明として使っていました。現代でいうアルコールランプに近いですね。

 要は毛細管現象と呼ばれるのを上手く、活用していたと言いますか。それを想像しながら、詠んだ次第です。


 それでは、また。

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