暮らしてゆくにはトイレ問題を避けては通れない

 今年の元旦に発生した能登半島地震、2011年の東北大震災、1995年に起きた阪神・淡路大震災。ネットには被災者の経験談が綴られています。


 水や食糧の次に困ったこととして挙げられるのが「トイレ問題」。入力があるところには必ず出力が存在するからです。食べたら出す、それが人間だもの。


■インフラがトラブったらトイレは使えない


 住宅環境は庭付きの一戸建てから高層マンションなどの共同住宅といった具合に多数の形態があります。そのいずれも共通して言えることは上下水道が壊れたらトイレは使えないということ。もちろん落下式(いわゆる汲み取り式)ならインフラトラブルには強そうですが……。


 そこでクローズアップされるのがポータブルトイレ。よくあるのが組み立て式のトイレにビニール袋を被せ、凝固剤で処理するヤツです。


 我が家でもポータブルトイレを備蓄しています。しかもいろんなタイプを(笑)。比較実験した結果、ダメなヤツを見つけましたのでご報告いたします。


■ダンボール製トイレに気をつけろ!


 昔の安価なポータブルトイレってダンボール製しかなかったんじゃないかな? そんなことない??


 そんなわけで最初に買ったポータブルトイレがダンボール製でした。耐荷重もそこそこありそうだし、軽くて保管に便利かなと思ったんですが、これダメです。


 体重や使用法に問題がなくても、大気中の湿度の高い季節は素材がしんなりして形状保持が危ういです。平時の屋内で使うならまだしも、被災時は屋外で使う可能性もあるじゃないですか。たとえトイレ用のテント内に設置したとしても雨天時には地面から湿気があがってきますから。これね、メーカーは実験しているんだろうか。


 先日テレビを見ていたら、ダンボール製のポータブルトイレを勧めていたので危険だなあと思いました。


 ポータブルトイレを買うなら素材が紙以外のものを推奨します。値段もそれほど変わりないしやはり安心感が違いますよ。


■防臭袋と凝固剤


 これも気になるテーマですが、まだ結果がでていません。目下実験中です。


■避難所のトイレは……


 上は在宅避難のケースを記載しました。災害の程度により避難所での生活を余儀なくされる場合もあります。


 これに関しても過去の被災者の経験談があり、下記の問題があるそうです。


・長蛇の列となる場合がある。

・不衛生になりがち。

・女性と子供が犯罪に巻き込まれる可能性がある。


 こういう話を聞くとユウウツになってしまいますね、とにかく問題点を把握してなんらかの自衛手段を講ずる必要がありそう。

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