今月を捲る指先秋暑し

こんげつをめくるゆびさきあきあつし

季語は「秋暑し」です。


兼題であった「身体の一部」をテーマにした句ですね。


こちらの句、当初は「八月を捲る指先秋暑し」としていたのですが、「八月」と「秋暑し」で季語が重なってしまうと思い、上五を「今月」としました。


本句については、お一人の参加者の方から選を頂きました。

ただ、先生からは、上五に工夫をしたということが見えてしまう。工夫をするときは工夫に見えないように詠んだ方がよい、むしろ八月のままの方がよかったのではないか、とのご指摘をいただきました。


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