2 文明の構造(システム)

図③:技術と政策(その1)

https://kakuyomu.jp/users/tairahajime/news/16818093083605308523


技術と政策が文明の両輪となって、社会活動を助ける

4本ずつの経路ルートから、文明の構造システムが見えてきます。


図2:文明の構造

https://kakuyomu.jp/users/tairahajime/news/16818093083594431793


①直接ルート:新分野をひらき、多くの他技術を高めて

社会を変革する、農耕、動力、電算などの画期技術。

社会に直接働いて生産投資・互助配分を最適化する、

産業振興、社会保障などの経済・社会政策。


②間接ルート:技術を利用するため物的資源に具現化する、

土建、電機、光電などの実現技術。

政策実現のための人的資源(国民の健康や教育)を得る、

保健、教育などの人的資源政策。


③自助ルート:技術自体の生産性を高める研究・開発技術。

政策自体の健全性を保つ行政管理政策。


④互助ルート:政策の生産性を高める社会工学的技術。 

技術の健全性を保つ技術的政策。

※このルートは相方あいかたのどのルートを助けるかでさらに、

企画支援オペレーションズ・リサーチ/公教育・公衆衛生/組織・会計技術と

研究・開発/社会基盤インフラ社会工学的ルールづくり政策に分かれます。

※技術的政策の具体的分類は資源・環境政策や

都市整備・防災・防犯・国防政策となりますが、

それぞれの内訳を見ていくと必ず、

3つの理論的分類のどれかに分け直せます。


『第三の波』『シンギュラリティは近い』

『サピエンス全史』など、技術社会論の名著にある

農業・工業・情報・AI技術という画期技術や、

人々を動かし政策を助ける社会工学的技術といった

技術の意味は、この分類から説明できます。


国際総合政策SDGsの5要素5Psファイブピーズも、

この分類に実務的修正を加えたものといえます。


①環境の持続可能性を示す地球(Planet)は、

自然環境に関わる、技術的政策の要素です。

社会環境に関わる防犯や国防は、分かり易さや乱用防止、

合意形成のため、他政策に振り分けたと考えられます。


②経済の持続可能性を示す繁栄(Prosperity)は経済政策、

社会の持続可能性を示す人々(People)は

社会政策と人的資源政策の要素です。 

両者は保健福祉のように関係が深いので、まとめています。


③政策の持続可能性を示す平和と協働

(Peace、Partnership)は行政管理政策に対応し、

国際化・全地球的統治グローバル・ガバナンスや民主化・官民協働など

広域化と分権化の必要から、2つに分かれます。


図④:技術と政策(その2)

https://kakuyomu.jp/users/tairahajime/news/16818093083605390793

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