推し
皆さんには「推し」はいますか?
私にはいます。
名前を出していいのか分かりませんが、まぁ、怒られるとしたら私なので出してしまいますが、私の推しはボカロPでもありシンガーソングライターでもある『syudou』さんです。
syudouさんといえば、Adoさんの『うっせぇわ』の作詞作曲をした方として有名になりましたし、本人もライブで歌詞の一部を変えて「Adoのおかげ」と歌っているくらい彼女のおかげで知名度が爆上がりしたのは間違いないのですが、ここではあえて言いますが、私はその前からsyudouさんが好きです。
古参を誇示したいわけではなく、そこから入ったと思われるのが単に嫌だというだけの話なんですけど。
syudouさんというと
「あー、『うっせぇわ』の人ね」
と言われるか、ある程度知ってる人は
「酒飲みの歌ばっかり歌ってる人ね」
と言われることが多いのですが、別にsyudouさんは酒飲みの歌ばかり作ってる人ではありません。
確かに「へべれけジャンキー」という曲は初っ端から「酒飲み」って歌詞が入ってくるお酒にまつわる歌ですし、「コールボーイ」という曲も「繁華街地下場末のバー」と酒場にまつわる歌になっていて、しかも人気のある曲なのでその印象が強くなってるのかもしれません。
他の曲にもちょこちょこお酒に関する歌詞が入ってくるのでそれも大きいかも。
でもそれだけじゃないんですよね、syudouの曲は。
語り始めたら止まらなくなるのでやめておきますが。
syudouさんを好きになったきっかけは、彼のセルフカバー曲を聴いたことでした。
その前からボカロ曲として認知はしてたんですけど、多くある楽曲の一つという感覚でしかありませんでした。
syudouさんの歌声は男性だけど高さがあり、女性的にも聞こえ、妙に耳に残り、気になり、「あ、この声好きかも」となり、気がつけばどっぷり沼にハマっていました。
その後、メディアにもマスク着用姿で露出し始めると「え? 可愛い!」となり、今では曲も本人の歌声もビジュアルも大好きという、syudou狂いが完成。
初めてネット配信ライブをやるとなった時は一人で狂喜乱舞し、ライブ配信前にはもう万全の状態でスタンバって開始を待ち、アーカイブが見られるうちは狂ったように見続け……見る度に叫べるところではうるさいくらいキャーキャー叫んでました。
何がそんなに私を惹き付けるのか。
声フェチを自覚してからはその声が好きなんだということは分かったのですが、それ以上に私を惹き付けるのは歌詞です。
クダを巻く、世の中への不平不満をぶちまけている。
そんな印象を持たれることの多いsyudouさんの曲ですが、実際はそうではない曲も多いです。
syudouさんの書く歌詞は、結構直接的に表現されているものが多く、その歌詞がその時の自分にピタリと当てはまることがとにかく多く、
「この人は私のことを書いてるの?」
と思うことがしばしば。
私の存在なんて全く認知すらされていないので絶対にそんなことはありえないのですが、そう思えてしまうくらい本当にピタッと当てはまるんですよ。
「アタシ」という曲がリリースされて、初めて聴いた時は特に「え? 私のこと?」と思いました(痛い人です)。
墓に入り灰になるまで一人でいようと思ったのに
たまらないくらいに愛したい
あなたの比重が増していく
とくにこの部分の歌詞がドキッとするくらいその時の私の心情を表していて、聴いて一発で好きになりました。
そんな感じで、常に私の心を揺さぶり続けてくれるsyudouさん。
ライブで真横を通過していったことは未だに鮮明に覚えています。
マスクなしの素顔がまた可愛い!
男性としては小柄で、私よりも身長は低いのですが、歌声もパフォーマンスもパワフル!
ライブの前はかなり節制して、お酒をやめ、自炊して、万全の体制で挑み、本番ではその全てを発揮し、MCでは「可愛いよ!」とか「偉い!」なんて言われるシーンもある、人間としての魅力も満載な人。
アンチも多いのでしょうが、器用そうに見えて、歌詞から感じ取れる不器用さや不安定さが彼自身のように思えるので、それでまた沼る。
私を沼らせてやまない存在、それが『syudou』というその人です。
推しがいるだけで人生がそれまでよりも数段楽しくなるし、色鮮やかになります。
私は一度、人生における「最推し」をなくしているため、よりそう思うのかもしれません。
推しが突然いなくなった世界というものを経験しているので、今いる推しを大切に思うし、推しがいる世界が奇跡のように思える。
推しは大事!
ある日突然推しがいなくなることがある世界。
皆さんも推しがいるなら、推せるうちにめいいっぱい推しましょう!
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