集まらないかけら

 なくしては割れ、そして新しいかけらがまとまった物を買う。





 大切といっていた気持ちもすぐに変わっていく。

 物の価値は変わらない方がおかしいとみなは思ってしまっているから。





 いつかは落ちる。

 どこかで割れる。

 そして新しい物を探して買われていく。





 割れたかけらだから思うのだ。

 そんなに『きれい』だとか『かたまった』物が美しくみえるか?




 割れたかけらだからこそそう思うのかもしれない。




 もういいや。

 どうせ元にはもどれないから。

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