第17話 凛子の推理 

 白夜は、僕なら治せると期待したに違いない。白夜の喋りかたを。

「お口がトオル―」から。〝口〟が治れば、苛められなくなるから。

 白夜にとって、喋りかたが、他の人と同じでないのは、大きなコンプレックスになっていたに違いない。

 幼い僕には、そこまで理解してやれなかった。

「なあ、あのさ。まったく関係のない話かもしれないのだけど……」

 僕はそう切り出した。控えめな切り出し口調ではあったが、今回の連続殺人事件の犯人像を描くのに、必ず役立つ自信があった。

 目の前にいる二人を、僕は誰より信じていた。凛子と山口なら、僕には思い付かない新たなものが見えて来ると、期待できた。

 だから、掻い摘んでではあったが、白夜の話をした。

 僕にとっても、いまさら誰にも知られたくもない、深い傷の話だった。でも、語るべきだと思った。偶然、いろいろな過去を思い出し、知らなかった事実を語られた日である。もはや、必然としか思えなかった。

 僕は、長い間帰らなかった故郷に、久しぶりに帰って来た。長い時間封印し、抹消し続けた白夜との経験に向き合うために。

僕の知らないところで、白夜が酷い目に遭っていたのを、今日、知った。さらに山口が、休暇まで取って、今日という日に、遥々やって来たのである。さらに隣には、凛子が立っていた。

 完璧なまでの偶然の積み重ね。それはもはや、偶然とは呼ばない。確実に、必然であろう。

 己の感情には、なるべく囚われないようにして、勝手な想像を避けて、話をした。

 二人には、純粋な二人の意見を聞きたかった。

 淡々と語るのは、難しい作業であった。

 久しぶりに出会った凛子を前に、号泣したばかりの僕である。気持ちの揺るぎを隠せない僕にとって、至難の業である。今度こそ、感情は押し殺さねばならない。

 感情を押し殺せば押し殺すほど、辛く、悲しい、語りになった気がする。

「ふうん……おまえってなんか……いろいろあったのなあ」

 語り終えれば山口が、わざと感情を隠した声を出す。僕への気遣いだろう。

「酔いがすっかり冷めたわ。で、おまえが言いたいのは、その、白夜ちゃん? もう〝さん〟の歳だな。白夜さんがおまえの〝舌〟を、勝手に、〝奇跡の舌〟かなんかと思い込んだってのが、今回の連続殺人犯の思考と、オーバーラップしているんじゃないかって、そういうことだよな?」

 凛子が口を挟む。

「だから私は、前からそう言ってるじゃない。犯人は、自分なりの拘りとでも言うのかしら。自分だけの世界の中にいるのよ。他と比べて、自分のことを取り立てて変だとは思っちゃいないのよ。周囲から見ても、きっと、特別におかしな人ってわけじゃないのよ。ただ少し、ずれているだけ」

「少しずれているのが、問題なんだろうよ。殺人を犯してしまうなら」

「だけど……誰にでもあるわよ。自分だけの拘りや大事。時に、周囲にはまるで理解されない。想像すらできない。結果は、舌を噛み千切るなんて恐ろしい行為に繋がっても、極悪非道ってわけじゃあないかもよ?」

「『変態野郎ばかり想像する刑事さんには、いつまでも見えて来ないんだわ!』って、そう言いたそうだ」

 山口が、凛子の目の前で、凛子の真似をする。凛子の顔が引き攣る。

「でも、変態野郎を想像凛子に、ずばり、当てられちゃったんだろうよ。山口だって、辛いよなあ」

 僕が口を挟めば、山口が慌てる。

「当たった? なにが?」

 凛子が、僕に尋ねる。

「場所だよ。三人目の犠牲者が発見されたの、凛子が指さした場所だったんだろ? 山口、泣いてたぞ。『彼女のお星さまの話で、当てられちゃったのよ』って」

 調子を回復してきた。僕だけが、カッコ悪いだなんて、嫌だ。

 僕は、意地悪く山口を横目に見ながら、凛子に告げる。

「俺は、誰かさんと違って、泣いてなんかいません~! おまえ、ぺらぺらと。男同士の話だろうよ! 裏切者!」

 凛子は、目をまんまるくしながら、眉を寄せる。驚きと不安の入り混じった顔を、絶妙に作り出す。魅力的だ。僕と山口を、交互に眺める。

「当てたかったわけじゃあないわよ! 『当たった』なんて言い方、嫌よ。喜べないわ」

 なんだよ。凛子は僕を責めるのか。

 凛子に責められたくなんか、ないんだよ。

「ねえ、五芒星の話って、なに? 山口の話では、よく、解らない」

 取り繕うため、慌てて凛子に話しかける。

「……実際には、それこそ、まるで関係ないかもよ? でも、興味がおありって仰るなら、私の仮説を聞かせてあげても良くってよ。私は、〝ど〟素人で、刑事でも探偵でもないから、そこのところはお忘れなく!」

 相変わらず、気が強い。凛子には、山口も僕も、頭が上がらない。案外それを、楽しんでいる。

「うん」「ああ」

「彼女は……ああ、犯人は女性だと、私は思うわ。でも、無差別に多くの男性を殺めるような、〝悪女〟じゃあないわ。だってね、聞く限りだけど、殺された男性は、痛がったり苦しんだり、の様子が、まるで残っていないのでしょう? 快楽殺人って、相手が痛がったり苦しんだり……そういうさまに喜びを感じる者の犯行よ」

「今回の犯行に、そういう残痕がないのは、確かだよ。自然死のわけがないのに、引っ掻いたり、力いっぱい抵抗したり、が、まるでない」

 山口が指を立てる。

「そうなると、舌を噛み千切って殺すのに拘ったのではないかって話よね? だったら、縛るとか、薬を使うとか、相手を大人しくさせようと考えるわ。確実に舌を噛み千切れる状態を、まずは作ろうとする。相手を扱い易くする。でも、そういう様子も一切ないのよね? 抵抗を恐れたわけでもない。では、彼女の目的は何か? 殺すのは、目的ではないのよ」

「なるほど」

 二人の刑事が、一人の、刑事でも探偵でもない、本人曰く、ど素人の女の話に惹き込まれる。

「さっき徹が、白夜さんの話を聞かせてくれた。結び付くのよねえ。犯人は、舌が欲しかったと仮定する。殺しが目的ではなくて、舌の収集が目的。舌を切れば、死ぬってことを理解していない。だから、殺す気はないけれど、舌収集のために、結局、何人も殺す羽目になった。警察署でまで、警官を殺めた。でも、ここでまた、おかしいでしょ?」

 僕も山口も、顔を見合せるだけだ。何がおかしいのだろう。

「挑戦的な奴なんだよ。挑発してんだよ。警察を舐めてる!」

 答の解らない山口が、唾を飛ばす。

「違うと思うわ」

 凛子はさらりと否定する。

「どうして?」

 僕はもう、解らないから素直に聞く。

「舌を集めているなら、なるべく長く、捕まりたくないもの。たくさんの舌に囲まれたいじゃない? 警察の近くになんか、わざわざ行かないわよ」

「なんだか……凛子が怖い。なあ、単に、おちょくってんじゃ……」

 凛子は、山口の唾の飛び出る口の前に、自分の右手の人差し指を、そっと近付ける。山口の口を封じる。

「静かに聞いて、ね。お願い」

 なんて妖艶な魅力を放ちながら、怖ろしい殺人の推理をする人なのだろう。見惚れている自分に気付く。

「無難に、安全に、一枚でも多く、舌を集め続けるわ。舌が欲しいのなら。犯行に、何も要してないのよ? 己の身体だけ。相手は勃起していたのでしょう? 最期のぎりぎりまで、快楽の中にいたって証拠だわ。これだけ見事に犯罪を繰り返せるのだから、舌なんか、集め放題じゃない? 捕まりさえ、しなければ」

「捕まらないまま、死者ばかりが増えるだろうが……」

「そのとおり。それは、警察目線でしょう? 彼女は、警察目線ではない。でも、逃げる犯人目線でも、ないのよ」

「舌の収集が目的なら、警察署だなんて、危ない橋は渡らないだろうって推理だね? だから、舌の収集が目的ってわけでもないだろうって……だとすると、舌に拘るなんらかの理由が犯人にはあって、それを探り当てるのが、事件解決に繋がるってわけか」

「そういうことよ」

 僕は、泡のすっかり消えた、グラスのビールを飲む。

「あくまで、私の勘だけれど、彼女の目的は、舌の収集でもない。だったら……そこで、徹の話よ。例えば、白夜さんは、徹ならば自分のコンプレックスを治せると、独特な思考回路で信じた。同様に犯人は、〝誰かの舌〟に拘っていた。例えばそれは、何番目かでなければいけない、とか、綺麗な図形を描かなければ現れない、とか」

「ああ……本命に辿り着くための思考が、幼いのではないかと推理したのか」

 ようやく、凛子の思考に、僕も追いつく。

「なるほど……それで、五芒星」

 山口も、納得したようである。

「そう! 人間、多かれ少なかれ、他人を一括りにすれば、ずれているものよ。でも彼女は、多くの人が想像出来得る枠から、み出ている。ずれてる。彼女が、何を頼りに、誰の舌を求めているのか、まず、誰にも理解できない。想像できない。答えは、彼女の頭の中だけ」

「でも、犯人を捕まえるためには、ずれた犯人の思考に辿り着くしか、方法がない」

「どうして、ずれた彼女の思考が、五芒星だと解ったのさ?」

 山口が、凛子に顔を寄せる。

「そこは本当に、ただの勘なの。むしろ、ごめんなさいね。思い付きなのよ……でも私、白夜さんの話で、ちょっと閃いちゃった!」

「凛子は、本当によく閃くね」

 山口が、少しの皮肉を交える。

「ねえ……」

 凛子は、僕たちを試すかのように、ますます妖艶に、笑みまで浮かべた顔を、僕等に近付ける。

「一人目の被害者は、歯医者さん。二人目は、板金工場の社長。三人目は、お巡りさん。ねえ、閃かない?」

「クイズかよ」「なぞなぞ?」

 僕も山口も、後は続かない。

 凛子に試されている今、山口より先に、凛子の感じるところに行き着きたかった。「正解!」と、称えて欲しい。例え、事件の犯人に実際には結びつかなくても、凛子の感じているものを、同じように感じたかった。やはり僕とは、通じ合えると思って欲しかった。

(歯医者、板金工場、巡査、歯医者、板金工場、巡査)

 僕は、心の中で必死に繰り返す。

「幼児向きの、なぞなぞかよ。三つに共通するものは、さて、なんでしょう?」

 答えに窮す山口が拗ねるのも、凛子に辿り着かないからに違いない。

「そうよ! 犯人は、きっと幼い。発想が。思考回路が。さっきから、そう私は、話してるでしょう? 大人の考えでは、辿り着けないわよ」

「幼いのに、舌を噛み千切るか? 男とながらだぞ!」

 苛立ちを隠せない山口の口調が、下品になる。

 しかし、実際、山口の言うとおりである。性行為に至っている。

「脳味噌幼いのよ。誰かの舌が欲しかったのか、もしくは、白夜さんのように、のではないかしら? 歯医者、板金工場、お巡りさん。子供にとっては、口の中の工事をしてくれそうな面々に思うけど?」

 僕は、はっとした。

 大人になった白夜が、実は、どれほど美しくなったかなど、僕は知らない。

 幼い白夜の成長を遂げた姿は、目の前の凛子と重なった。

 無言のままに唇を押し付け、僕の口の中に、滑らかな舌を押し込んで来る。僕の舌でいいのか、念入りに細部まで濃厚に絡めて来る。僕が応えようとすると、すっと舌は遠退いて、嫌がられたのだと躊躇すると、再び滑らかに、たっぷりと唾液で湿った舌を、積極的に絡ませて来る。

 勃起したそれは、凛子の中だ。僕は、濃厚なキスに、どうすることもできない。抗えない快楽の中に身を浸す。何がこれから起きるのか、解らない。でも、死んでもいいと思う。

 僕は、満たされながら、殺される。

(あなたの、じゃあないの? 私のお口を滑らかに通るようにしてくれるのは、ねえ、あなたのなの?)

 大人の凛子が、突然、幼い子供になる。僕は、惑う。

「舌か、口か……治してくれるだろうの発想が、幼稚だったと?」

「こじつけかもしれないわね。なんにしろ、大人の発想ではない。でも、例えば、白夜さんはきっと、徹には舌を……話しかたを治せると、信じていたのでしょう? 身体は成長しても、思考はそのままだったとしたら? 確かに、怖いわ。でも、怖いのも、大人だからよ。舌を失えば死ぬって、知っているからだわ。白夜さんは、徹に酷いことをしたかったわけではないでしょう?」

「話は理解できるよ。〝殺人〟が起きた。俺等は、そこがスタート。結果から、始まりを辿る。だから、間違える。「普通、人は殺さない」それが念頭にある。だから、おかしな奴を想像する。まあ、なにを〝普通〟って呼ぶのかは、今は問わないで。答えに窮すから」

「そうね、ずれてるったって……なにが普通か、そもそもそこが解らないわ」

身体からだだけ成長し、脳が追いつかないってのも、悲しい話だけれど、あるからね。人の痛みや苦しみが理解できない人間も存在する。でもまあ、凛子の言うとおりだと仮定して、警察官は、〝治す〟職業か? それも、口を? 世直しってなら、まだ解る。でも〝口〟だぞ。無理があるだろ?」

 山口が、首を傾げる。

「あら! 上手いこと言うわね! 世直し。していただきたいわあ! でも、私の推理は、そういうんじゃあないの。歯医者に板金工場。治してくれそうな人たちだった。でも、治らなかった上に、どうやら自分のせいで、彼等が死んだ。そうしたら……困ったら、お巡りさんを訪ねる。ねえ、小さい頃、そう教わらなかった?」

「困った時には、お巡りさん……僕は、確かにそう思っていたよ。そう人々に思ってもらえるのが、なにより嬉しいのが、僕の父だったから」

 凛子が、僕を見た。

「困った彼女を、星が導いたのよ。だから、五芒星。困った刑事さんたちも、星が導く。こんなど素人の私を通して。だから、私の勘が当たったの。だからもしかすると……」

 凛子の顔に、狼狽が見える。

「凛子、白夜を犯人だと思ってる?」

 凛子は、黙ったままだ。

「おいおい、いくらなんでも……どっからそうなるのよ。白夜さんの話を聞いたからって、その推理は行き過ぎだろう? 少し、落ち着こう」

 山口が慌てる。強張った顔の筋肉を、必死に笑顔に作り変える。

 僕に向けられた笑顔は、奇妙なものだ。

「いや、いいんだ。いや、良くはない。でも……いいんだ」

 僕は、凛子の言いたい、その先まで、理解した気がした。

「だからあ、五芒星だって言ってるでしょ! 導いているのは、五芒星よ!」

 辛そうな凛子は、むきになって怒る。

「そういうのに頼ったかもしれないじゃない? なんとなく、星を思い浮かべ……でも、なぜだかそういうのが、必ず行き着く、みたいなこと、あるでしょうよ。今、この場面だって……」

「まあ、まあ。まあまあまあ」

 気持ちの昂ぶった凛子に、僕は、まあまあを連呼する。

「俺はさ、あんまりそういうの、信じないし、口にしない。刑事だからさ。確たる証拠、確たるアリバイ、確たる動機。どうしても、それ。そりゃあ本当は俺だって、世の中のたいていは、曖昧だって解ってる。『悪って、何? 誰にでも潜むでしょ?』『確たる正義って、何? 優しい情が、正義を崩すことだってある』谷口も、凛子も、そういう人間。だから俺は、二人が好きなのよ」

「おお、告られた? 僕が?」

 あまりに真面目な山口に、僕は照れ隠しの、茶々を入れる。

「さすがに俺も、付き合う彼女が、前後で一緒はさ。びっくりだけどさ。でも、つまりはそれだって、普通じゃあないだろ? 有り得ないだろ? 『あっら~、いやだ~、偶然~』では、済まないよ。どうして? 何に操られた? そう考えるよ。谷口を疑い、凛子を疑う。謀ったんじゃあないかって」

「あらあ、疑り深いのねえ」

 凛子も、困ったように、軽く言葉を挟む。

「俺はさ、疑うのが、仕事なのよ。でも、だからこそ、時には有り得なさそうなことを、頭から信じてみる。人をまるで信じられなくなったら、人は生きて行かれない。誰にも、なにも言えなくなる。孤独でいればいいって、そうはいかない。だから時には、突拍子なくても、ぶっ飛んでても、一から十まで、まるごと信じてみようって、そう思う」

 山口が……泣いている。

「人が何人も死んでる。とにかく、犯人が捕まれば、本当はそれでいい。イカレ野郎でも、もっともな理由がある善人でも、関係ないんだよ。関係ない! 犯人は犯人!でも、俺も人の子。殺された遺族がどうとか、殺された人の気持ちは、とか、考えて抱える」

「解るよ。僕だってそうだ」

 僕には、ありきたりな相槌しか打てない。

「こいつは死んでもいい、なんて、決して思ってはいけない。でも、そういう感情だってある。こんなにもいい人を殺すなんて、許せない、とか。僕の感情なんか関係ないし、僕はそこまで、その人たちを知らない。それでも、あるんだよ。犯人に対しても、一緒。殺したやつは、徹底的に憎めって……できない時もある。被害者の気持ちが自分を染めるってことは、加害者の気持ちも、自分を染めるってことに他ならない。ピピ―って笛でも鳴らして、審判みたいに、こっちが黒。こっちが白。はい、終わった。そうは割り切れないんだよ」

 山口が、グラスにビールを注ぐ。じっと見つめてから、喉に流し込む。

 上に傾く山口の頬から、涙が横に流れ、床に落ちる。

「辛い。しょっちゅう。深入りしたくなくても、仕事上、許されない。真相を突き止めるって……人の心に、正解なんかない。正しいとか間違いとか、時に解らないままに、犯人を挙げれば良し。どんどん自分の中に、泥水みたいなものが、浄化されることなく、少しずつ、少しずつ、溜まる気がする。いつか、自分の中に溜まった泥水の中で、溺れるのではないかと……時折、真っ暗な気分になる」

 山口の言葉に、気付けば、僕の頬にも、涙が伝わっていた。

                              つづく

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