そしてまだまだ続く

 あの頃の私のことを知れば、誰だってどん引いて私の前から去っていくと思う。全てに絶望して人生を終わらそうとしていたなんて、普通の人間には分からないことだ。


「ナンパとか、いい度胸してるよ。身の程をわきまえてほしいものだねまったくもう……」

「助けてくれてありがとう。かっこよかったよ遥」スター性というのかな。ヒーローみたいで本当にかっこよかったな。

「照れるからそれくらいにして…」本当に顔を真っ赤にしている。遥をこれ以上からかったら熱異常を起こしそうかな。ここまでにしておこう。

「わかった。じゃあいこっか」

「うん」


 デートはまだまだ続く。



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