匂いを嗅がれるか否か

 鹿音は家に入って律儀に手洗いうがいをした後、私の部屋を探し当てて部屋を物色しだした。


「ちょっと鹿音、余計なところいじらないでよね」

「はいはい。あ、楽譜がいっぱいだ〜。読み方とかさっぱりわからないけどなんの曲のやつ?」

「あなたは知らなくていいから!(私が作曲してるって聞いたら絶対に面倒だし)触らないで」

「じゃあベッドにダイブして匂い堪能されるのとどっちがいい?」

「どっちもダメ」

「選んで?」

「う〜ベッド……好きに使って……」

「やった〜〜いただきま〜っす!」

 本当にベッドにダイブして匂いを嗅きだした。毎日ファブっているから変な匂いはしないはず。がっかりするなこれ。

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