知らない人、知る人
部室は鎮まり返った。沈黙が場を支配する。それを破ったのはやはり1年生だった。意外だったけど、2年生からは異論が出なかった。
「えこひいきがすぎる」
「不公平」
「先輩が作れば良いでしょう?わざわざ
「というかこの人本当に先輩達が言うすごい人なの?そうは思わないけど」
などなど。
私が何を成してきたか。私が何を残したかを知らない子達には私や先輩がやってきたことを全て理解することは不可能か。
※ ※ ※
その後、私は今回出てもらおうとした人以外帰ってもらった。残ったみんなに意思を問い、私たちはこれから共に力を合わせようと誓い合った。
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