ツーシ先生!!!!
「さすがにコシコシもぴょんぴょんも知らないのはマズイっすよ」
「クイパシやモグペロとかアシコタも教えておいた方が」
「ツーシはマニアックすぎるっす! それは純白なコガネさんには絶対まだ早いっす!!」
「モグペロとアシコタって何? 私も知らないんだけど?」
ツーシさんから知らない単語がいっぱい出てくるわ。マニアックなのかよ。実技込みで教えていただいて全然かまわないんだが?
あと俺の次に無知かよサナチ様。
「言っときますけど、単語を知らないだけで性的なことを知らないってわけじゃないですからね? ウチの地元じゃ学校で性教育とかしますし、調べれば色々すぐ分かったし」
「そう、なのですか?」
「あら、ならお姉さんが簡単に説明しちゃいますね! まず、うさぴょんはやると赤ちゃんができる的な行為等全般を指す言葉なんですが、ぴょんぴょんはその中でも」
「ツーシ!?」
その中でもーーーーーーー!?
うさぴょんとかいう新しい言葉が出てきたけど、それが前提!? 前提となってその中でもなんなんですかツーシ先生!?
「止めないでくださいナミミ様!! 俺は、俺は知らねばならんのです!」
「う、うさぴょんまで分かっていれば十分です! ですよね、ツーシ!?」
「というか実はナミミ様もぴょんぴょんの事を分かってなくないですか? たまにいるんですよ、うさぴょんをぴょんぴょんだって認識してるお子様バニーが」
「しっししし、してないですが!? コガネにはやっぱり早いと思っただけですが!?」
いつになったら早くないんですか!? こちとら成人男性やぞ!?
「……つまりえっちなやつですね、ツーシ先生」
「はいそうです。ところで私の好きなクイパシはですね、レオタードの下の所を」
「はいそこ! コガネに余計なことを吹き込まない!! 懲罰房送りにしますよ!?」
ツーシ先生がナミミ様に止められた。
そんな! もっと教えてくださいって!
「このくらい一般常識ですよナミミ様」
「ツーシのクイパシはちがくないっすか? 特殊性癖っすよ」
「とにかく! コガネも余計なことは耳に入れないでください!」
ぐぬぬぬっ……!
はっ、そうだ。せめてこれは聞いておくぞ!
「あの、せめてあとコシコシは教えてください。2度やってるみたいなんですが、未だに良く分かってないのがモヤモヤするんで……流石にこれはまだ早いとか言ってられないですよね?」
「うっ。それは……その、魔力を、お腹で……うう……ツーシ、説明を許可します!」
ナミミ様は説明してくれようと頑張ったけど、顔を赤くして白旗を上げた。
なんだよ可愛いなー、と思いつつツーシ先生の説明を聞く。
「はーい。コシコシは主に下腹部を刺激して魔力塊をコネコネするアレです。一人でしたり、他の人にしてもらったり、させたり、まぁ気持ちいい奴です。コガネさんの世界ではなんて言うんですか?」
「あー、すみません、ウチの世界魔力なかったんで該当する行為ないかもです。近いのはある気がしますけど」
「へぇ、それ今度じっくり教えて下さ」
「ツーシ! それ以上はダメですからね!?」
と、ここでナミミ様ストップ。トントンについては又の機会に聞こう……。
「……ところでナミミ様。俺の事コシコシしたことあります? あ、言葉の使い方これであってますよね?」
「も、黙秘権を行使します」
「なんだ、やる事やってたんっすねナミミ様! 健全なバニーガールで安心したっす」
「この場合露骨に沈黙は肯定ですね。ナミミ様のえっちー」
「ということは私は3番目の女……ってコトなの!?」
実は3コシコシ経験者だっただと……!?
ナミミ様、エッチなことに耐性ないとハニトラに引っかかったりして大変なことになりそう。……多分領主様もそのあたり心配してるんだろうなぁ。あの時の言葉って。
「それはそうとサナチは懲罰房3日間です。取り巻きの3人も1日ずつですね」
「うっ……あ、甘んじて受け入れますわ……さぁ、私達をつれていきなさい!」
「うう、おこぼれをもらいたかったです。罪のおこぼれはいらんとです」
「起きたらコトが終わってた。泣きたい」
「サナチ様の貴重なお色気シーンが! 扉越しに少ししか聞こえなかった!」
サナチ様は無事懲罰房送りになった。
個人的には許してもいいと思ってるのだけど、上からの通達しっかり聞かずに問題起こしたからね。ムーンフォール領軍としてなんのお咎めもナシと言うわけにはいかないもんな。
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(ちなみに懲罰服はスク水です。スク水バニー。
スク水はこちらの世界でいうボーダー柄の服みたいな意味合いで、
普通に着ている平民バニーも居たりします)
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