儂、金髪ロリ美少女?とやらになってしまう


「何で、儂は女の子になっておるのじゃ。儂のあれだけ鍛えた鋼の筋肉は父親譲りの銀髪は厚い胸板は・・・何処に何処に消えてしまったのじゃ~~~。おかしいおかしいのじゃ」


「ちょっと男子、目を閉じなさいよ。君?錯乱しているみたいだけど大丈夫?」

 自分の孫くらいの年齢の少女に心配されてしまう。

 確かに少し取り乱し過ぎてた。落ち着くのじゃ。


「ああ。一旦は大丈夫じゃ。すまないが、ここが何処か教えて貰っても良いかのう?」


「ここは日本の岡山県にある覚醒者育成機関の一つである射手座学園だよ」


「・・・何処じゃそれは?」

 全て始めて聞く言葉単語であった。

 

「えっと・・・何処って言われても・・・う~ん」


「黒田委員長、待ってくれ。俺が話をする。

 もしかして貴方様は異世界からの来訪者であらせられますか?」

 今度は良質な魔力を感じる40代過ぎの男が話しかけてきた。


「異世界からの来訪者じゃと。ということは何じゃ、ここは異世界、つまり儂のいた世界とは異なる世界ということかのう?ガハハハッそんな訳があ・・・るかもしれないのう・・・」

 余りのあり得ない出来事に笑ってしまうが、儂がアーシンから逃げる為に使ったランダム転移は文字通りランダムに転移する魔法である。

 何処に転移するかは儂でも分からぬし、魔法についての研究もろくにされてはおらんかった。

 理論上ではあるが異世界へと転移してしまってもおかしくはない。


「一応聞くが、アジア圏、ヨーロッパ諸国、アメリカ、スマートフォン、テレビといった言葉に聞き覚えはあるか?」


「すまないがどれもないのう」


「そうか。ありがとう。申し訳ないが異世界からの来訪者となると私では対処しきれない。対応出来る人を呼んでくるから暫く待って貰っても大丈夫だろうか?」


「うむ。それくらいならば大丈夫なのじゃ」

 

「という訳でちょっと先生盗聴の可能性もあるから直接上に話を通してくる。余りの異常事態に混乱も大きいとは思うが、一旦自習という形で待機してくれ」

 儂ではなく、子供達にそう声をかけて何処かに走っていった。

 大変そうじゃのう。


「しっかし、異世界とは不思議じゃのう。お主ら射手座学園と言っていたし、ここは異世界の学び舎かのう?」


「うん。そうだよ。ここは覚醒者育成機関の一つである射手座学園だよ」

 先程から儂に話しかけてくれていた女の子が答えてくれる。


「あ、あのう、今私の体操服と替えの下着を持ってきたので、よ、良かったら、き、着てください」

 小柄で大人しそうな女の子が儂にそう言って、服を手渡してくる?


「何を言っておるのじゃ、儂は男・・・あ、そういえば儂、女の子になっておったな・・・。一時しのぎではあるが、肉体変化魔法発動」


 しょうがないので、いつもの儂の肉体に身体を変化させようとしたが、失敗した。

 というか肉体の制御が出来ない程に肉体に魔力含む高濃度なエネルギーが濃縮していた。

 

「おかしいのじゃ?おかしいのじゃ?おかしいのじゃ?」


「だ、大丈夫?」


「肉体変化魔法発動、我が肉体よあるべき姿に戻り給え。

 肉体変化魔法発動・我が肉体よ望む姿に変化し給え。

 肉体変化魔法発動・我が肉体よ、我が長く長く連れ添った真なる姿に戻り給え・・・・・・」


 しかし、一切効果はなかった。

 この少女の肉体のまま完全に固定化されてしまっていた。

 

「つまり、つまり、儂はこのまま一生女の子・・・、この儂が・・・」


 パタン


 余りのショックの大きさに耐えきれずにその場に倒れてしまった。




―――――――――――――――――


 因みに今日は私の誕生日なので狂気の14話投稿をします。

 おめでどうの気持ちとこの作品面白いという気持ちが少しでもあれば、星やハートを入れていただけると嬉しいです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る