キングダムハーツの醍醐味(主に一作目)
キングダムハーツの面白さは、人によって感じるところは異なるでしょうけど、個人的に最初に発想するのは、いくつものディズニー映画の世界を冒険できる点です。
キャラクターデザイナーであり、本シリーズのディレクター(監督)である野村哲也さんも、いくつものディズニー映画の世界が登場する、ゲーム上のディズニーランドとして本作を企画しました。
元々ゲームを作る際、ディズニー側はドナルドを主人公にした企画、スクウェア・エニックス(当時スクウェアソフト)はミッキーを主人公にする案を考えていたそうですが、ディレクターを担当する野村さんの中にはソラというオリジナルキャラクターが複数のディズニー映画の世界を冒険する構想があったようで、それを作るという意思をプレゼンの場で示したみたいです。
最初のソラの姿は獣人だったり、チェンソーを手に持っていたり、ディズニー側を驚かせたそうですが、やがてスクウェアのゲーム内で獣人被りを避けるために普通の少年になったり、鍵型の剣を持つようになったりします。それはそれで良い変化をもたらしました。
ゲームを始めてみるまでは、「ソラって誰?」「ミッキーやドナルド、グーフィーは操作できないの?」と思う人もいるかもしれませんが、普通の少年が世界の異変に巻き込まれ冒険する姿にゲームのプレイヤーはだんだん感情移入をするようになり、ドナルドやグーフィーと仲間になったり、色んな映画の世界を巡って問題を解決したり、そういう没入感を高めました。
ただそれだけではなく、このゲーム全体のオリジナルストーリーも、切なさや希望を感じさせるものになっています。
ゲームとしては元々、スーパーマリオ64に影響された3Dアクション+コマンドアクションバトルという具合で、特に一作目はジャンプアクションなども多く、その色合いが濃いめです。
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