天界で...
凛が目を覚ますと、そこは白い箱のような空間だった。周りを見渡すと、顔の整った男の人がたっていた。その男の人は白い服をまとっていた。
急に男の人が話しかけてきた。
『こんにちは』
凛は驚いて飛び上がった。
「こ、こ、こんにちは」
凛は緊張して答えた。
『君は何があったか覚えているかい?』
「えっと、、、私は全国大会で演奏してて、、、あ、思い出した!帰り道、車に轢かれたんだ....お母さんお父さん心配してるかも。早く帰らないと!さよなら!」
『ちょっと待って君!君は車に轢かれて死んじゃったんだ』
「え?うそ...死んじゃったの?じゃあもうトランペット吹けないってこと?そんなのいやだ!」
しばらくして凛は落ち着いて状況を理解してきた。
「私はこれからどうなるの?」
『落ち着いて聞いてね。君は異世界転生をすることになったんだ。記憶は残したままで赤ちゃんから始まるから。頑張ってね』
「元の世界には帰れないの?」
『それは決まりでできないようになっているんだ。ごめんね』
「わかりました。じゃあ私が今から行く世界がどのような世界か教えてもらってもいいですか?」
『もちろん!えっと、君が行く世界は...』
男の人は手元の資料をのぞきこんだ。
『凶暴な動物がたくさんいる世界で、楽器を演奏することによってその動物たちを倒して暮らしているね』
「楽器⁉それなら私も生きていけるかも!あ、でもトランペットあるのかな?」
『あまり普及はしてないけどあるにはありそうだね!』
「よかったぁ。トランペット以外の楽器はまるでだめだからな私」
『そうなんだね。あ、そろそろ時間だね。じゃあ行くよ!楽しんで』
「え?ちょっと待って!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
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