ド・ラ・土人形

横に立ったあなたの声を聴くために、


見つからないあなたの影を探したのだ。


誰かが呼んだ。


目の前が光で包んだら、


夜空に落ちた。


階段の下の影、


いつも帆を張った、


そして光の出口を目指した。


そこらに崩れた蜘蛛の巣と、


あなたの横顔が見たくて、


そして、苦しんだのは、


わたしだけじゃなかったはずだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

わたしが・書いた・詩 静谷 清 @Sizutani38

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ