星空の下で天使は嗤う
ルイ
自業自得
俺の名前は黒宮瑠衣
俺は今頭を抱えていた
なぜかって?
紹介文を見た人ならわかるはずだ
おっとメタい話はやめておこうか
理由はそう学校の天使と呼ばれている存在。
そのせいで他生徒の隣を歩くだけで舌打ちされてしまう始末だ
まあ俺自身に何かがない限りはどうしようという気もないが
しかし流石に気が滅入り俺は授業中だというのに深いため息をついてしまう
すると「いやぁ大変なことになったな」と誰かが肩をポンポンと叩きながら話し掛けてくる
こいつは俺の幼馴染で名前を
「何でお前も同じ班なのになんで俺だけこんな見られてんだよ」と不満げな目を向けながら言うと比佐の後ろから誰かがひょこっと現れて
「そんなのあんたが彼女持ちじゃないからじゃない」と俺にクリティカルダメージを与えてきたのは比佐の彼女だ
名前を
俺は不満げに「出来たら作ってるわ」と返す
「畜生...こんなイケメンなのになんで彼女できないんだよ....」と悲しみの声を漏らす
すると間を開けずに「そんなのあんたの性格のせいでしょ....」と正論をぶつけられる
まあ確かに自分がクズだということは自覚している
だからと言って直す気はさらさらないが
しかし俺は正論をぶつけられたせいでイラついたので比佐のおでこに思い切りデコピンをする
「痛ッた!?なんで俺!?」
「知らないのか?女の責任は彼氏である男の責任なんだぞ?」
「そうよ瑠衣の言う通りよ」
「いやせめて朱嘉だけは味方でいてくれよ!」
そんな風に話していると誰かが会話に入ってくる
「さすがに彼女さんくらいは彼氏さんの味方になってあげてくださいよ.....」
俺は会話に入ってきた人物の方を向く
「あぁ光香さんか」俺は彼女に話しかけるようにして言う
「あっはい。いつ入ろうかと思ってたんですけどタイミングを逃してて...」そう言われて俺は今の時間がグループでの話し合いということを思い出す
「瑠衣のせいで時間も迫ってるし早く決めるか」と言って比佐は紙を取り出す
「これは?」
「ここに予定表とかもろもろ書いとけだってさ」と言われ俺は紙を見てみると
「えぇ....」
なんということだ紙の端から端までぎっちり書く場所で埋まっている
朱嘉も「うわぁこれ間に合う?」と不安そうに言う
「がんばるしかないですね....」と若干光香さんもあきらめたような声色で言う
「で....できたぞ!」なんとか俺たちは授業終了時間ぎりぎりで書き終えることができた
「なんとかできましたね....」
「いやー疲れたわね」
「ああほんとに....」
三人も疲れ切った様子だ
「そんじゃ俺はこれ提出してくるわ」と言って席を立ちあがる
先生のもとへと向かっている時にある席のとなりを通ろうとしたときに足をかけられて俺は転んでしまう
「ッ!なにすんだよ!」
そいつは「自業自得だろ」と俺をにらみつけて言ってくる
「そうか....」俺は今すぐにでも殴りたい衝動を抑えて
足をかけてきたやつを指差しながら大声で「せんせー!この人が光香さんと同じグループになれなかったからって俺のことをこかしてきましたーwww」とクラス中に響く声で言う
「おっ!おま...きたねえぞ!」と怒った様子のそいつに対して
「自業自得じゃねぇの?」と先ほど言われた言葉を返す
「~~~~~ッ!」そいつは何も言えずに俺をにらみつける
それを無視して俺は先生に書いた紙を手渡して自分の席に戻るのだった
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