ヒーローとヴィラン
くろみつ
第1話
「われわれヒーローは新時代だ!個性などという能力は淘汰されつつある!われわれの真の時代の幕開けとともにヒーロー細胞という力を手に入れた!”平和の象徴”はもはや力はない!われわれアメリカンヒーローが新時代の”正義の象徴”である。」
高いうなりごえとともにアメリカンコミックの格好をしたヒーローがテレビに映っている。
酒場で、酒を口に浸し、自分の過去と懐古していた、男は一見すると日本人の男だが、彼は純粋な”日系アメリカ人”である。後にダークナイトと名乗り、ヴィランとなる男だ。彼もまた”ヒーローを目指していた”。
平和の象徴は日本のヴィランリベリオンという”人災”で壊滅近くまで追いやられた。
日本のヒーローにも多く死傷者が出た。
日本の若い、みどり少年という者が沈静化したらしい。
オールマイトは、、、破れてしまった。
ひとの可能性を信じ戦ってきた英雄が最後は悲惨な終わり方をしてしまった。
世界が信じ、こころの支柱としたヒーローも最後は破れてしまった。
オールマイトの勢いの低下は世界中が感じていた。
「ここまでみなに生きて貢献した男も悲惨な最後だ。名誉のある終わり方ではない。」
またテレビを見る。
「”セカイ”は正義を欲している!正義とはちからこそすべて!すべてはパワーオブドリーム!人間の正義にはちからが必要なのだ!」
かれは酒場を出て、夜道を歩く、道にチラシが転がっている。それを拾い上げてみる。
、、、「新世代ヒーローの幕開け!せかいは”ワールドオブジャスティスの時代”!」、、、
漫画のヒロアカが終わった。だが、正義は語り継がれるべきだろう。せかいの正義は継承される。”きみはなにを感じたか?”
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