転校生のきみ~きみとの宇宙的な癒しのひととき

ヤッキムン

転校生は、うちの後ろの席

「今日から、よろしくお願いしますですー」

「あ、よろしくねー。白熊さん」


「志伊良さん...で、いいんですよね」

「そうだよ~」


「うちは、初めて地球...あ、いえ、沖縄に来たのです」

「あ、沖縄、初めてなんだね~」


「はいっ、沖縄の中学で調査、あ、いえ、勉強しに来たのです」

「勉強、頑張ってね~」


「志伊良さんっていうのは、人の苗字ってやつで、あってますよね」

「そうだよ~沖縄の人の苗字だね」


「なるほど、なるほど...」

「何をメモってるの~?」


「もう、すでに、調査、あ、いえ勉強は、始まってますから...」

「おおーっ、勉強熱心なんだねー」


「はい、そうです」

「沖縄県は、日本でも、ちょっと変わった文化歴史を持つ県だから、いろいろ勉強できるよー」


「そのようです...」

「沖縄に来て初めて、沖縄のことも知れるからねー」


「おっしゃる通りです...」

「かたいよ~」


「え?かたいっていうのは?」

「しゃべり方~」


「しゃべり方ですか?」

「そう。もっと友達どうしのしゃべりでいいよ~」


「しゃべり方...かたい...と」

「メモするほどでも...笑」

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