第24話 1gの勇気


人は何時でも誰かと触れ合いたいの

その柔らかそうな頬に手を伸ばしたいの

だけども傷付けるのが嫌で傷付くのが怖くて

時に差し出した手を不器用に引っ込める


一グラムの勇気、私に今

神様授けて下さい

ほんの少し背伸びするだけで

きっと世界は変わって見える


閉め切った窓を開いて

身を乗り出し深呼吸したら

今ここからスタートしよう!!

新しい未来に



人は誰でも何かに夢中になりたいの

磨き上げた宝物を見せびらかしたいの

それなのに鼻で笑われるのが嫌で自慢してる気がして

一番大切な物を不器用に後ろ手で隠す


一グラムの勇気、私の背を

神様押してください

ほんの数センチ前に出るだけで

きっと世界は違う色になる


閉ざされた鍵を開けて

空に届くほどの声を出したら

さぁここからスタートしよう!!

輝く未来に



昨日まで私の心には

暗闇の中、雨が降り続いていた

だけどね、やっと気づいたの

明けない夜が無いことに

止まない雨が無いことに



一グラムの勇気、私に今

神様授けて下さい

一グラムの勇気、私の背を

神様押してください

私の心にひっそりと佇んでいる

大好きで大嫌いな私だけの神様…



繰り返してた日常を捨てて

深いため息にサヨナラしたら

もう私はスタートしている!!

素敵な未来に

ワクワクな未来に…

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