第15話 difference


グラスいっぱいに注がれた溜息飲み干し

表情変えずに君はウインドの中にいた

「30分待ったのよ」と言いかけて止めたね

彼女は僕の気持ち迄飲み込もうとしている…


青い海に浮かぶ氷が

溶けないくらいの距離を

何時も取ってる君の視線が

時には嫌になるよ


what's time difference be-tween you & me

年上の僕より時を過ごしているような

そして今いる時間が

何故か違うような気がするのさ



心と仕草は一致しないもんなんだね

二杯目のソーダ水がみるみる減っていくよ

許せることが大人に成ったわけじゃないのさ

それより僕としてはだんまりを決める方が好きさ…


二位に終わった試合の

憎めない作り笑顔は

どこか上の空だよ誰もが、

今の君もきっとそうさ


what's time difference be-tween you & me

生意気で素直じゃないのが同居してるような

そして今いる時空が

何処か違うような気がするのさ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る