試験の帰り道
「あのお菓子屋さんの魔法、英語の試験の合格に使えばよかったさー」
「もう1回、行ってみる?」
「そうだねー」
「て、あれ?こないだの可愛いお菓子屋さん、なくなってる...」
「うわっ!なんで?なんで、ないのー?」
「お姉さん、ほかのとこに行っちゃったのかなー?」
「うわーっ!まじかー」
「もう魔法、仕えないのか~」
「実力で合格するしか...」
「ぜったい、ふたりとも合格してるさっ」
「だよねー」
「ふたりでいっしょに行きたいもんねっ」
☆
「あっ、あそこにいるの、あのお姉さん?」
「あ、ほんとだ!お菓子屋さんのお姉さん」
「お姉さーん」
「お菓子屋さん、別の場所に引っ越すんですねー?」
「魔法で試験に合格したいんですけど...」
「え?魔法使わなくても、ふたりとも合格してる?ほんとですかー?」
「あ、お姉さん、消えちゃった...」
「ほんとだ...」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます