透明な世界で
星るるめ
水になりたい
君を飲んでゆく
罪のないその液体は
人を素直にするの
それとも嘘つきにするの
どれが本当で
どちらが本物か
分かったような
分かり合えたような
錯覚に抱かれても
何一つ明らかでない
虚しい朝が来る
この街で過ごした
全てを忘れてしまいたい
真っ白な君だって
ここに
置き去りにしたまま
今、僕は
どこまでも透明な
水になりたい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます