第141話 ダンジョン探索再開
イチロイドの爆誕によって、人工知能ゴーレムの作成に成功してしまった剛志。そんな剛志の次の目的は、イチロイドの強化はもちろんのこと、自身の強化も重要だ。
そのため、今剛志たちは地下60階層に来ていた。
「ここに来るのも久しぶりだけど、そろそろ俺の強化もやっていかないとだしね。それにここは結構広いからやれることも多そうだし」
そう言う剛志に、臼杵が相槌を打つ。
「そうだな。最近はイチロイドの開発がメインだったし、剛志のレベル上げもしていかないとな。それに俺も前回の戦いでは少し力不足だったからな。俺も鍛えていきたい」
「健司がそうなら、私なんか何の役にも立ってなかったわよ。次の機会には十分戦力になるから頼りにしてよね」
「『そうですね。私も次こそ頑張ります』」
なぜか会話に入ってきたイチロイドは置いておいて、臼杵と万葉は前回の件を経て、かなり意気込みを新たにしているようだ。
今までイチロイドの作成にかかりっきりであまり考えていなかったが、前回の騒動で剛志の命を狙っていた謎の男(
現在襲われていない理由はわからないが、それも向こうの気まぐれか、もしくは何らかの意図があるのか、その真意は不明だ。
ここで改めて、剛志たちのステータスをおさらいしておこう。
名前:岩井剛志
職業:ゴーレムマスター
パーティメンバー:臼杵健司・宮本万葉
スキル:所持制限無視・多重思考・二重詠唱・自動記録・高速展開・自動防御補助・全属性耐性・不屈の心
職業スキル:ゴーレム作成・ゴーレム再作成・支援魔法【ゴーレム】・ゴーレム強化・ゴーレム
レベル:412
HP:2,553/2,553
MP:7,412/7,412
攻撃力:1,463
防御力:2,868
器用:3,359(+121%)
速さ:3,071
魔法攻撃力:4,425
魔法防御力:5,223
――――――――――――――
所持ゴーレム数(省略)
――――――――――――――
臼杵健司
パーティメンバー:岩井剛志・宮本万葉
職業:魔導士
スキル:雪魔法・怜耐性・視界良好・気配遮断
職業スキル:全属性魔法・支援魔法・MPバリア・MP自動回復・魔力暴走
レベル:910
HP:4,754/4,754
MP:17,153/17,153
攻撃力:1,945
防御力:1,992
器用:3,212
速さ:2,011
魔法攻撃力:21,100
魔法防御力:19,967
宮本万葉
パーティメンバー:岩井剛志・臼杵健司
職業:刀聖
スキル:一刀両断・肉体制御・気配察知・空間把握
職業スキル:刀聖術・抜刀術・歩行術・HP自動回復・絶対領域
レベル:1321
HP:26,813/26,813
MP:4,099/4,099
攻撃力:27,420
防御力:18,925
器用:18,264
速さ:25,147
魔法攻撃力:2,846
魔法防御力:2,841
【ステータス】
名前:イチロイド
種類:マザーゴーレム
スキル:
【増加】・【成長】・並列思考・思考加速・解析眼・自動記録・情報整理・思念伝達・情報共有・意識連結・模倣・シミュレーション思考・自動修復・再生・構造把握・魔力循環・魔力吸収・持久・分体生成・遠隔操作・形状記憶・自立思考・インベントリ
レベル:23
HP:1,207/1,207
MP:7,322/7,322
攻撃力:238
防御力:2,730
器用:12,460
速さ:6,799
魔法攻撃力:1,430
魔法防御力:4,776
こう見ると、臼杵・万葉のステータスがどれだけ高いのかがわかる。そして剛志もかなり成長していることがわかるが、それに比べイチロイドのポテンシャルがえげつない。まだレベル23にも関わらず、すでに剛志と遜色ない値になっている。
ここまで強力な仲間を手にした剛志だが、それでもまだまだ強化の余地がある。それに剛志のスキルからすると、どんどんゴーレムを作ることがそのまま戦力増加につながるし、それを行うには魔石が必要なので、レベルアップも兼ねた魔物狩りは重要なのだ。
「ま、取り敢えずいつものように魔物たちを倒して魔石を手にしていこうか。イチロイド、教えたやり方で魔物を倒してきてくれないか?」
「『はい、かしこまりました。では分体を作成いたします』」
そう言って、イチロイドは分体を合計10体作成し、剛志が出したメイジゴーレム、マジックガードゴーレム、ヘキサボード、サンドカーペンターゴーレムの4種類を、それぞれ10組のチームに編成し、探索を行わせる。
もう、説明したことは問題なくこなせるようになっており、かなりの安心感だ。
そんな中、本体は剛志たちの周りに残ったので、せっかくだからかねてより考えていた案を実行に移すことにした。
「宮本さん、一つお願いがあるんだけどいいかな?」
「いいわよ、どうしたの?」
「実は宮本さんの動きを、俺のゴーレムたちに模倣させてほしいんだよね。これから侍ゴーレムを作るから、そいつらに戦い方を教えてあげてほしいんだ。それを今度はイチロイドがいつもみたいに学習して、どんどん精度を上げていきたいなって思って。どうかな?」
「なるほど、別にいいわよ。それってことはイチロイドちゃんも私と一緒に行動するわけよね。むしろお願いしたいくらいだわ」
そんなよくわからない判断基準でOKを出してくれた万葉。それを聞いて、次に剛志が行う行動はもちろん、侍ゴーレムを作成するということだ。
今まで頭の中に構想はあったものの、まだ作成はしたことがなかったので、実際に作ってみる。
ここで作る際に、あることを思った剛志。それは今回本物がいるので、今から作るゴーレムは万葉に似せて作った方が良いのではないかということだ。
その方が手足の長さなど、よりトレースがしやすいと考えたのだ。
そこで一応の許可をもらうと、顔とかを作らなければいいとお墨付きをもらったので、イチロイドに万葉の計測をしてもらい、その情報を元に身長や腕の長さなどのイメージを固めていく。ちなみに言うまでもないが、あまりパーソナルな部分の計測は行っておらず、できるゴーレムは男女の違いがないのっぺらぼうになる。
そうして出来上がったゴーレムがこちらだ。
【ゴーレム名】:サムライゴーレム
【説明】:軽装で戦う侍をイメージして作成されたゴーレム。腰に刀を携え、スピードを生かして攻撃を行う。
【ステータス】
名前:
種類:サムライゴーレム
スキル:剣術(刀)・抜刀術
レベル:0
HP:1,000/1,000
MP:100/100
攻撃力:2,000
防御力:1,000
器用:800
速さ:1,300
魔法攻撃力:1,500
魔法防御力:900
【必要器用値:3,000】
【消費MP:3,200】
【消費材料:トレントウッド×30・ブラックアイアン】
見た目は万葉のシルエットをなるべく再現し、侍と言えば甲冑を着ているイメージだった剛志だが、今回は万葉に合わせて軽装の侍になっている。
「これが私をイメージしたゴーレムね。なんだかそう聞くと気持ち悪いわね」
そうつぶやく万葉。確かに自分に似せたロボットなんかがいれば、誰でも気味が悪いと感じるものだ。そういう感覚なのだろう。
しかし、万葉のその感情もすぐに変わった。侍ゴーレムを取り込んで分析したイチロイドが、その姿に変身して万葉に話しかけたからだ。
「『これで万葉さんの戦い方を学べます。よろしくお願いします』」
そう言って丁寧にお辞儀をするイチロイド。それを見て一気にテンションの上がった万葉は、イチロイドの手を引き、さっそく教え始めた。
そんな二人を見た剛志は、学習効率を上げるためにどんどん追加のサムライゴーレムを作っていく。今日の作業はこれだけで終わりそうな勢いだ。
どんどん増やされていくサムライゴーレムと、それを教えている万葉を横目に、臼杵は剛志の護衛をしている。
最初は自身のレベル上げをしたいと言っていたのだが、誰も守るやつがいないといけないということで、気づいたら剛志の横に座り、周囲を見渡す臼杵。
気の利く男である。
そんなこんなで、剛志たちのダンジョン探索が再開されるのだった。
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カクヨムで別作品も公開しております。
よかったらこちらも見ていただけると幸いです。
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