一緒に柴太郎柴次郎、と妻。
うさぎは誇り高き戦闘民族
第1話 柴太郎出現!
結婚後半年、ややまだウカレポンチ気味の夫。昼休みにスマホが鳴る!ラインを送信して来たのは、神経がゲルニカ気味な妻。
夫「……なんぞ…?柴犬のぬいぐるみ、買ったんか……」
ライン1通目:茶色くてコロコロしたでっかい柴犬ぬいぐるみの写真。
ライン2通目:忌まわしい手紙。以下にそれを記す。
「こんにちは。わたくし、この度番犬としてお宅に配属されました、柴犬ぬいぐるみの柴太郎でございます。履歴書を御覧になっていただければお分かりかと存じますが、わたくしに番犬業務の経歴はございません。とりあえず、見慣れぬ人間がやって来たら狂ったように吠えて追い払うということでよろしかったでしょうか?」
夫「ただいま」
妻「お帰りー。柴太郎どうよ?ククク…」
夫「妻、クーリングオフって知ってる?」
妻「!?」
〈数年後〉
柴太郎「思えばあれが、長い愛憎劇の始まりでしたなあ…」
夫「あれはお前が悪い」
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