第9話 不思議な植物
Iおばあさんが育てている観葉植物が、水をやり忘れても枯れない。
ある日、植物が大きくなりすぎて切ろうとしたら、かすかな悲鳴が聞こえた。
よく見ると、葉っぱの形が人の顔に見える。
不思議に思ったIおばあさんは植物に話しかけるようになった。
すると植物は急速に成長し、部屋中に広がっていった。
Iおばあさんは植物の世話に夢中になり、外出もしなくなった。
ある日、孫が訪ねてくると、部屋は緑の洞窟のようになっており、植物の葉の間からIおばあさんが幸せそうに微笑んでいた。
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