第12話 見事なビンタ先生

一年の時にたまたま、職員室に行く用事があったと思う。

用事は忘れた、、。


確か、昼休みだったと思う。


職員室に足を踏み入れた瞬間、異様な空気を察知したのである。


ずらーと並ぶ二年生女子。

そして、速記の先生だったと思う。

この人女性教師だったけど、とにかく怖かった。30代で独身。


担任のところに行こうとしたら、、。


「あんた達ーー!眉毛、書いてるでしょう!!」と叫ぶと雑巾で顔をゴシゴシ。

二年生の皆さん、眉毛がない、、。


「学校に化粧してくるっていい根性しとるじゃないのー?あーー?」

と言ったら、バシッ、バシッ‼️とすんごい音。

ビンタ。


五人くらいを次々と。


そしたら一人の二年生が

「いったぁー、クソババー!やりやがったな!」と言って睨んだ。

と同時にその二年生往復ビンタを張られたのでした。


こっこわい、、、。

ちびりそう、、、。


職員室の他の先生も誰もとめない。

まあ、ビンタなんて日常だったけど、

あの見事なビンタは見た事なかった。


今なら体罰で大問題だけど、当時は

生徒も親に言わないし、

「ちっくしょう、あのババア、卒業式には

お礼参りだー!」

と息巻いてたのでした。

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