おかしなおかしなおかしな高校生
菜の花のおしたし
第1話 昭和の高校生
私は名古屋市内の高校生でした。
当時、まだ地下鉄は今ほど無くてバスが主流でした。
バス路線では色んな学校の高校生が乗り込みます。
ボクシング部もないのに、何故かボクシング🥊チャンプを生み出す学校。
何故か?そりぁ喧嘩が日常だからですよん。
朝のバスに乗るとどんどんと学生が乗って来ます。
お引きずりのスカート、髪の毛はロングなら
そのまんま。グリグリパーマもいます。
制定の補助バックとか風呂敷なんて紙袋に他の必要な物と入れています。
制服のボタンはこれでもかって開けっぱなし。
眉毛もありぁしません。
靴下もソックタッチで貼り付けています。
学生カバンはぺったんこに潰してあるので
何にも入りません。
朝はだりいので、メンチの切り合いは無しです。
自分達の学校のバス停が近くなると
まず、ロングヘアーを髪の毛を三つ編みにし出します。
そして制定バックに紙袋に入れてきた物を
入れ替えます。
眉毛をかきかき。
靴下も三つ折りにしなきゃ。
最後にスカートをウエストで何回も折り曲げて短くしときます。
だいたいどこの学校も校門に生活指導のめちゃんこ怖い先生が竹刀を持って立ってますから。
「はーい!まてや、お前、スカートチェックな。」
女の先生がウエスト折り込みを見つけてずろーんと降ろされます。
それからの、スカート丈を定規で図りハサミで
じょきじょき切られます。
ついでに眉毛も拭き取られます。
「はい、あとで教員室だんね。」
嬉しそうに生活指導の先生は言います。
パーマかけてる子は天然ですなんて言いますが
「んなわけねぇだろーが!」
と生活指導の先生が校庭の水飲み場に連れてき
水道の蛇口を開放。
そこに頭を突っ込まれます。
「見ろよー、テンパーはこんなクルクルになんねーぞ!明日までに取ってこい!
できなきゃ、学校の近くの床屋で坊主な!」
このストレス発散の為なんですよ。
学校終わりの喧嘩三昧は。
目があったの、こっちみて笑ったの、肩があたったの、ちょずいてるだの。
理由なんてなんでもいいんです。
ぺたんこの学生カバンには鉄板いれてたり、
カミソリとかチェーンとか本当に持ってました。
ただし、仁義はありましたね。
真面目な子にはいちゃもんつけない。
制服で優秀な学校の子とかは狙いませんでした。
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