光星たちの勉強会(笑)

 「お邪魔します」


 弐雲と紫龍が同時に言う。

 

「正直今回の範囲は簡単だから余裕そうだけどな」


 と俺が声を掛けるとふたりとも頷いている。


「とりま2時間くらい勉強したあとにゲームしようぜ」


 弐雲がそう言うと俺と紫龍はそれに同意した。

 

 勉強を初めて2時間ほど経過した。


「よし、お前らゲームしようぜ」


 と机に出していた参考書と筆記用具をかたづけながら弐雲が言った。


「どんだけやりたかったんだよ」


 と紫龍が言う。


「そういう紫龍もやる気満々じゃん」


 と俺が言う。

 弐雲がゲームを準備している間に、勉強道具の片付けをした。


「昼飯はハンバーガーでもいいか?」

「異議なし」


 俺が聞くと二人が返事した。


 それから4時間ほどが経過した。


「やっべ、もう6時じゃねぇか」


 急に弐雲が焦りだす。


「そんなに慌ててどうした?」


 少し笑った表情で紫龍が弐雲に問う。


「そういえば今日家族と焼き肉行くんだった」

「馬鹿だな」


 俺と紫龍は口を揃えて弐雲に言う。


「おじゃましました」


 そう言って弐雲と紫龍は帰っていった。

 帰ってから10分程して美玲が帰ってきた。


「おかえり」

「ただいま」


 そういうと美玲は手を洗って夕食の準備をした。

 夕食を作っている最中に、美玲が俺に質問した。


「さっきからテレビになにか映ってるけど本当に勉強してたの?」


 そう言われ画面を見るとゲームの画面がついていた。


「あー、これは最後20分くらい息抜きとしてやっただけで……」


「まぁ、私点数買ったらケーキ買ってもらえるしいいけどね~」


 そう早口で言い訳をしていると自慢気に美玲が言ってきたきた。


「私のケーキ代忘れないでね」

「その言葉、そっくりそのままお返しするよ」


 俺はそう返答したが美玲は自慢げな顔を続けている。

 こんなに言われて負けるわけにはいかないと思う光星であった。

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雪の美少女との同居生活 @light_mirai

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