32話 放課後

ここは野球部強豪校の男子校の高校。

俺は中学時代も野球部に所属しており、野球の高みを目指したいと思い、高校でも野球部に入部した。


強豪校なだけあって、練習はキツイ。

でも、着実に実力の伸びが感じられて楽しい。

これからも頑張っていくぞ!


夜遅くまで部活が続いた日のこと、俺は教室に宿題を忘れたことに気づいた。

「やっちまった、取りに戻らないと」


うわ、放課後の学校って真っ暗で怖いな。

勝手に電気つけるわけにもいかないので、スマホのライトを頼りに教室へ向かう。


宿題を回収後、下に戻ろうとした時、向こうに人影が見えた。

「ぎゃああああ!」

「きゃああああ!」

え?


見ると、そこにはこの学校の制服を着た女の子が立っていた。

「あっ、すみません」

「いえ、こちらこそ」

俺はそのまま、その子とすれ違って学校を出て帰宅した。




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