第1章 ミニスカJKに憧れて(4月)

第3話 就実高校の制服を着る(4月10日)

就実高校の入学式が終わった後で、同じ高校になった里音ちゃんは私と同じクラス(4組)になり、高校から友達になった平井雅奈ちゃんと一緒に帰る事に。

お父さんは仕事で来れなかったので、代わりに大阪から来た8つ上の兄の翔平くんが私の入学式に来てくれた。

兄は私の真新しい制服姿をスマホで撮ってくれて、私のスマホに写メ付きのメールを送ってくれた。

式が終わった後で兄は大阪に帰らなければならず、そのまま岡山駅から新幹線で新大阪まで行く事に。


兄を岡山駅で見送った後は少し時間があったので、さんすて岡山に行ってみる事に決めた。

さんすての2階にあるスタバでアイスカフェラテを買ってから、待合所でそれを飲みながら話していた。

「2人とも同じ所に住んでるんじゃな笑」

「うん、笠岡に住んでるよ」

「笠岡のどこら辺??」

「駅より南側で海の傍にグラウンドがあるよ。雅奈ちゃんは何処に住んでる??」

「倉敷。四十瀬という所に住んでて野球場より少し北側かな」

「イオンモール倉敷に近い所だね」

「うん。」

此処から雅奈ちゃんとの交流が始まった。

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