大輪の花

プロローグ

今この文章を読んでくれているあなたに問いたい。

「あなたの光」って、なんですか?

先生? 推し? それとも、友達?

私の光。

それは、君。

君は、憧れで、光で、希望で、大輪の花。

そんな君は、「完璧」。そう思っていた。

――違ったんだよね。

だって、君も人間で。

私とおんなじ、ただの少女だ。

私は、君の全部が好きだった。

優しいところも、気遣いができるところも、頭がいいところも。

そして、努力家で、負けず嫌いで。

いつも、君は最高に輝いていたよね。

かっこいい所も、頑張り屋さんな所も全部纏めて、私は君のことが大好きだよ。

いつまでたっても、ずっと。

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