第34話仲魔、いやいやモンスター仲間GETだぜ!
ナイフを研ぎながらそう考えをまとめるて手元を確認。どうやら最後の1本だったようだ。
「よし、チパの分は終わったからドルバまたよろしくな!」
「んだ、最後は一緒に帰ろうだや」
「チルの分の事もあるし構わねーよ」
「ん!じゃ、行ってくるだぁ」
「おー行ってらー」
そろそろチルの状態見てくるか。こんだけ時間あって終わってないはずないしな。
「おーいチル〜終わったかー?」
「チュー!? とりあえず最初の出来よりは良くなってると思うでチュ!
何度もチェックしたから大丈夫でチュの!」
「おーそっか。確かに全て斬れ味+2になってるわー。
ほんじゃ、次の課題としてこの残りをそれぞれ半分ずつまた研いでみな?
もしかしたらまたスキル上がるかもよ? そろそろまた新たに研ぎ足りないと感じる部分が見えてくるはずだ」
「「また課題でチュー!?」」
「そうだ! まーた課題だ!
こういうもんは数と回数こなさなきゃスキルは成長してくんねーからな! 頑張って経験数増やせ!
最初の課題の半分なんだから楽なはずだぞ?」
「「うぅぅぅ…分かったでチュ〜……」」
ふむ、2人が課題で頑張ってる間にスライム核をスライムに戻すか。
2人の持って来た鍋で水を汲んでっと。そこにスライム核をポチョン。
よしこれでいいはずだ!
お? おぉぉぉ? ビー玉みたいだったのがゼリーみたいのに一気に変わって大きくなったぞ!?
おっもしれーな!?
「ぴきゅ?」
「お? お前ってぴきゅって鳴くんだな。
僕の名前はホーク、これからよろしくな?」
「ぴ? ぴっきゅ♪」
俺の自己紹介が終わると嬉しそうに鳴きながらピョンと膝に飛び乗ってくる。なかなかに可愛いな、おい!
そーいやラノベとか従魔とかあったなぁ。こっちでも従魔契約的な何かあるんかねぇ?
よくある契約ネタとしては、名付けと血か。魔力はまだ分からんから選択肢から外してる。
早く生活魔法使えるようになりてーわ。
とりあえず名付けを試してみるか。これで新たにスキル芽生えたらラッキーって感じだし。
名前か…考えるの面倒臭ぇし、スライムからまんまスーラって名前にしとくか。
「おし、お前の名前はスーラな?」
「ぴきゅー!」
《友好モンスターへの名付けによりテイムが芽生えました》
Oh......簡単にテイム生えやがったよ。俺だけスライム飼ってるの悪目立ちしそうな気がするぜ。
ただでさえ外見で目立つのにスライムもとなると、どーしたもんかね。
……あ、スライム核もっと拾って皆にも飼って貰うか。そんでスラムではスライム飼い当たり前って印象付けてやろ。
そんでスライム飼ってるお陰でスラムでも清潔をある程度保たれてるって思わせておけば、いずれスラムの商店通りをオープンした時にお客も来やすくなるだろ。
俺以外ももっとスキル芽生えさせてスキル持ちばっかにしねーとな。スラムを一端の街にするには、やっぱスキル必要だし。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます