大胡麻斑
蒼井 狐
一
羽ひろげ 羽化してすぐに ちぎられる 子供のような 純粋さで
あとの道 死ぬまで私 羽は無し 今日日恨めし 冷めた哀しみ
悲哀やら 堕落やらが 美しい そう思い込み 正気を保つ
天邪鬼 世間に逆らい 個を出した それが靡きと 知りもしないで
華やかな 生涯送ると 思ってた 成功例しか 見ていないだけ
好きなもの 美々しいものと 幸せと 私にはない その二個だから
寂しさは いつの日からか 乗り越えた だから孤独と 静けさだけを
少しだけ 御伽話を 信じたい じゃないと世界は つまらな過ぎる
愛が欲しい それが愛なら 愛じゃない 愛する気持ちが 本当の愛
地を這う蝶 それに世界は 気付かない 踏んでしまって あ……となるだけ
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