創作活動は人生を豊かにする ~初心者の物語作家への挑戦~ えっ!? チート能力とか無いんですか? ありません。必要なのは努力する才能。

鰯ン

第1話 創作活動のきっかけ

 結論から話すと物語を自分の手で作るのは、未知の世界すぎて難しいです……。初めての土地に足を踏み入れるような、そんな感覚です。正解なんてない、わからない。もう一つの人生を歩んでいる、そんな気分になります。


 でも、やり始めて良かったなって思ってます。理由は、未来に希望を持てずに日々を何となく生きていた自分。安定しているけど退屈。そんな同じ生活を繰り返している自分の人生の目標が定まったからなのかもしれません。


 自分は子供の頃から勉強が苦手でした。授業にノートにドラゴンを書いたり、教科書の歴史的偉人の落書きをしたり、思い返すと「なにやってんだお前ェェェェェ!!」ってなります(笑)


 好きなことには積極的に取り組めるけど、やりたくないことに対しては努力できない。そんな人間です。それは社会人になった今も変わりません。


 仕事は真面目にやります、その方が時間が経つのが早く感じるから、という矛盾している不真面目な理由でやってます(笑)

 仕事して、ゲームして……とそれを淡々と繰り返して、同じような日々を送ってました。


 そんな生活に彩りを与えてくれたのはWEB小説でした。WEB小説はスマホがあれば無料で読めます。たとえ12時間会社に拘束されてても休憩時間はありますし、2時間は読めます。


 休憩が終わった後の次はどんな展開になるんだろう? なんて想像しながら仕事してたら、面倒な仕事も悪くないなって思えるようになりました。


 WEB小説に出会えて生活に彩りはできたけど、未来への希望はまだ持ってはいなかったです。


 そんな自分の次の変化は「七つの習慣」という本を読んだ時だと思います。正直、フィクションの物語が好きだったので自己啓発系の本を読むなんて考えてもいませんでした。


 ある時、会社で中堅社員育成セミナーを受ける機会がありました。面倒だと内心では思ってましたが。上司からの印象を下げないように「受けてみます!」と答えてました(笑)


(無料で知識を得られるなら、転職するときにも役に立つのでは!?)


 なんて打算的な考えもありました。今思うとあの時受けて良かったなと思います。自己啓発本という新しいジャンルを読むきっかけになりましたから。


 『七つの習慣』は人格という、いつの時代にも不変価値を持つものを作るための習慣が書かれている本で、私的成功に繋げるために必要な三つの習慣は「主体性・目標を決める・大切なことを優先」と書かれていました。


 まず主体性は……

・自分の人生の責任を持つこと

・責任とは反応を選択する能力のこと

・『関心』という自分が変えれないものに時間を使うのではなく、『影響』という自身が変えれるものに取り組むこと


 他にも色々書かれていますが割合します。実際読んでみてなるほどなぁと考えさせられました。分厚い本ですが、WEB小説を読むのに慣れていたのでスラスラ読めました。以外なところで文字を読む『習慣』が役に立ちました(笑)


 今の自分があるのは今までの自分が選んだ選択の結果ですし、これからの未来がどうなるかは、これからの自分の選択次第になります。


 『自分の人生の責任を持つ』過去には戻ることはできない有限の人生の中。初めて、自分の人生の主人公になりました。世界や国を変えるのではなく、自分自身を変えていく、影響を与えられるものに取り組むこと、行動することで初めて自分の未来が変わります。


 目標を決めること(終わりを思い描く)……

 

 これは読んだ時はあまり理解出来ませんでした。でもやりたいことを見つけたときに納得しました。今の自分がやりたいことは物語の創作です。


 物語創作の最初の目標は『始源の女神と終末の黒竜』を完結させることです。この物語の世界観をこれから描くかもしれない物語の世界観にも使いたいなと構想してるので、この目標は血を吐いてでも達成したいですね(笑)


 物語の内容を考えている内に、終わりを思い描くことの大切さを学びました。物語がどんな結末を迎えるか、それが頭の中にあると進むべき方向はわかりますからね。目的地が分かっている旅のようなものです。


 規模が違うだけで人生もそうだと考えています。自分という主人公が歩んでいく物語。目標を定めてそこに辿り着く、また目標を定めてそれを達成する。


 やりたくないことには努力できない自分ですけど、好きなものや自分のやりたいことには一途なので、楽しみつつ努力できればな思っています。


 とはいえ、物語創作は初めてで未知の世界なので、現在進行形で苦戦しています(ストーリーラインを始まりと終わりしか鮮明にしていなかった)でも、それを乗り越えたときにどんなものが得られるのかを知りたいのでぜひとも完結させたいところです。


 「始源の女神と終末の黒竜」を書ききるという目標を決めたことで未来が明るくなりました。それに、学ぶことは多いですが『昨日の自分より前に進む』そんな向上心を持って自分の成長に実感があれば、さらに充実した毎日になると考えています。


 最後に、創作活動は自分との戦いになると思っています、だからこそ。


――創作活動は自分の人生を豊かにしてくれると信じています。
















 








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