静かな午後、変わりゆく日々。

第１話 はじまり

HARUは、暖かい湯気が立ち込めるバスルームに入ると、心地よい温かさに包まれた。バスルームの壁には淡い青色のタイルが施され、柔らかな光が反射して、全体が落ち着いた雰囲気を漂わせている。彼女は優しくタオルで髪を拭きながら、軽やかにバスルームの中央にある大きなバスタブに近づく。

バスタブには、ふんわりと泡立ったお湯が溢れ、湯気が穏やかに上がっている。HARUは、ほっとした表情でバスタブの縁に腰を下ろし、片手で泡を楽しむように水面を撫でる。その温かさに、体の緊張が徐々に溶けていくのを感じながら、彼女は小さな息をついた。

湯船にゆっくりと体を沈めると、お湯の温かさが肌に優しく触れ、リラックスした感覚が広がる。彼女の髪はお湯に浸かり、髪先からほんのりと漂うシャンプーの香りが、リラックスした空間にさらに深みを加える。バスタブの縁には、小さなキャンドルが置かれ、揺れる炎が穏やかな光を放っている。

HARUは目を閉じて、穏やかな音楽が流れるラジオに耳を傾ける。湯の中で手を軽く動かし、泡が小さな波を作る様子を見つめながら、心の中で静かな安らぎを感じる。風呂の中の時間がゆっくりと流れ、彼女の思考が整理され、心も体もリフレッシュされていく。

HARUは、バスルームの温かな空気の中で、静かに身体を洗い始める。バスタブから立ち上がり、冷たいタイルに足を置くと、体全体がほんのりと温まったまま、さらにリラックスする。彼女はまず、シャワーの蛇口をひねり、心地よい温度の水が勢いよく流れ出るのを確認する。

柔らかいスポンジを手に取り、泡立てたボディソープを軽くこすりつける。泡がふんわりと立ち上り、まるで白い雲のように柔らかく、彼女の肌に広がっていく。HARUは泡だらけのスポンジで、優しく自分の体をなでるようにして洗い始める。肌に触 れるスポンジの感触は、心地よく、 細やかな泡が体を包み込む。

顔を少し上に向け、シャワーの水が 泡を流し落としていくのを感じる。 水流は、温かくも冷たすぎず、丁度良い刺激を与えてくれる。HARUは頭を傾けながら、髪の毛に付いた泡を 優しく洗い流し、手のひらで髪を軽 く揉み込む。お湯が髪の毛を流れ落ちると、髪の先からほんのりとシャ ンプーの香りが広がる。

背中に回したスポンジで、そっと力 を入れて体を磨く。水滴が皮膚に弾け、軽やかな音を立てる。泡が肌に残ると、彼女は指先でそれを丁寧に取り除き、泡立てたスポンジを再び使って体を優しく洗う。その度に、 温かい水が肌を滑り、心地よい感覚 を与えてくれる。

身体を洗い終わった後、彼女は再びバスタ ブに戻り、リラックスした姿勢で少しの間くつろぐ。浴槽の縁に寄りかかりながら、温かい湯に浸かって、 すっきりとした気持ちで満たされる。静かに目を閉じ、心の中でこの穏やかな時間に感謝しながら、心も体も完全にリフレッシュされるのを感じた。