His Gloom, Her Redianceへの応援コメント
自分の居場所がない。そのことの絶望感に打ちのめされそうになりました。
お父さんから見れば、叔父さんは自由気ままに生きている人間のはず。そこへ子供を預ける意味はなんだろう。
幸運なのは、叔父さんが愛を知っている方だったことですね。おじさんの存在が叔父さんを支えてくれている。
作中の手料理に食べる人への愛が詰まっていて、読みながら幸せでした。
なっちゃんが新しい制服でリスタートする学校生活。これまでを取り戻すのではなく、歩きたい道を見つけられますように。
暗い場所から眩しい世界へと、視界が開けるような作品でした。
作者からの返信
モサクさん
コメントありがとうございます。
本当の自分はどこにいるのか、ずっと探していたのだと思います。
両親は我が子のことを心配していたのだろうけど、子どもにとってそれは息苦しさしかなくて、そのままでいいんだと思える環境やそう思わせてくれる人が近くにいてくれて本当によかったと思います。料理の場面、幸せを感じてくださってとても嬉しいです。
友達と一緒に学校生活を楽しむ。当たり前のことのようだけれど今までのなっちゃんにはできなかった特別なことを、思い切り楽しめたらいいなと思います。
温かな感想に胸がじーんとなりました。
お読みくださりありがとうございました。
His Gloom, Her Redianceへの応援コメント
コメント失礼します。
「私はただ、本当の自分でありたい」
この言葉に胸が苦しくなりました。
ちょうど体が大きく変わる時期。自分の心とは裏腹に体は日々少しずつ、でも確実に「男」に近づいていく。
一番近い存在である家族には、申し訳なさや自己嫌悪を感じる中、叔父さんの存在はとても大きかったのですね。
ただただありのままの自分を受け入れてくれる、それだけでもすごく心強くて、安心できる。
周りがどう言おうと、こんなに心強い味方がいてくれるなら、夏希はきっと大丈夫だと思います。
勇気をくれるひと夏の物語、ありがとうございました!
作者からの返信
篠崎 時博さん
コメントありがとうございます。
惑いの多い時期ですね。そんなときに叔父さんのような人が近くにいてくれたらどれだけ救われるだろうと思いながら書きました。
叔父さんたちが何も言わずに受け入れてくれたことや、演じることに触れたことで、主人公は自分の心に正直でありたいと思えるようになったのかなと思います。
「きっと大丈夫」との力強いお言葉が嬉しいです。
これからもたくさんの人に支えられ、強く生きていくのだと思います。
こちらこそ、温かな感想をありがとうございました。
編集済
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ゆげさん、お初にお目にかかります
透明感が凄かったです。清流です。衣食住と青春と現代の社会問題が
なんともいえないセンスで噛み合ってて……なんていうか逆に感想の言語化が難しいタイプの小説です!!
これはかなり良いのではないかと思います!
作者からの返信
あづま乳業さん
お越しくださりありがとうございます。
透明感ありましたか。嬉しいです。
そして衣食住! コメントを拝見するまで意識していませんでしたが、確かにそうですね。
言語化が難しいのにこうしてコメントを残してくださり、また、ストレートに良いと言っていただけてとても励みになります。
感想ありがとうございました。
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ゆげさま
こんにちは。
夏輝さんの葛藤と両親の焦りに気づいたあたりからちょっと苦しくなって、どうしよう……と思っていたのですが、そのあとレストランシカーダのお話にするする引き込まれ、気づいたらかわいい浴衣を着させてもらい、叔父さんと周平さんと一緒にご飯を食べて笑っていました。
夏輝さんをなっちゃんと呼び自然に受け入れてくれた叔父さんたち。このままでもいいんだと思えるようになったら、夏希さんの目に見えてくるものも随分と変わるんじゃないかな、そんな気がします。
夏希さんのすごいところは、どんなに苦しくても自分を貶めはしなかったところですね。それって、とても難しいことだと思います。かわいいものは好き、人にはそれを明かせなくても、そんな自分のことを夏輝さん自身がきちんと認めてあげられていたというのは、素敵なことだと思いました。
泣きそうになりながら読ませてもらいました。ありがとうございます。
作者からの返信
佐藤宇佳子さん
こんにちは。
お越しくださりありがとうございます。
映画風のセリフをまじえながら本文と同時進行で進める形で書いてみました。わかりにくいところはないかと少し不安もありましたが、楽しんでいただけたようでよかったです。
何もしなくてもいい、ただありのままを受け入れてくれた叔父さんたちの存在は、主人公にとって大きな支えだったと思います。自然に笑える環境にいることで、佐藤さんの仰るように、主人公の目に見えてくるものがこれから明るいものに変わっていったらいいなと思います。
『かわいいものは好き、人にはそれを明かせなくても、そんな自分のことを夏輝さん自身がきちんと認めてあげられていた』主人公をこんなふうに受け取ってくださったこともとても嬉しく思います。
優しいお言葉をいただいてとても温かい気持ちにさせていただきました。
こちらこそ、お読みくださりありがとうございました。
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コメント失礼します。
一人称を「私」にしたあたりから、何となく、そういうことなんじゃないかな、と思いました。
それを知らなかった両親は……まあ、そう言いたくなる気持ちもわかります。
偏見で見られてしまうのをやめさせようというのが、また重荷になって……。
難しいところでしたけど、叔父さんのおかげで、多分両親も救われたのではないかと思いました。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
四谷軒さん
感想ありがとうございます。
お察しのように、悩める中学生のお話でした。
『叔父さんのおかげで、多分両親も救われたのではないか』のお言葉にはっとしてしまいました。そうですね、仰るように両親も救われていたのかもしれません。言及いただき嬉しかったです。
お読みいただきありがとうございました。
His Gloom, Her Redianceへの応援コメント
夏輝さんの葛藤がストンと胸におちてきました。
14歳、心と体が否応なしに乖離していって、戸惑う時期ですね。
生きていてもいいことなんてない、居場所がない、そう思ってしまう心が、丁寧に時にストレートに描かれていて胸を打ちました。
誰もが望む姿で、愛する人と暮らしていけたらいいなと願いました。
作者からの返信
竹部 月子さん
主人公の葛藤に共感してくださりありがとうございます。
まだ14歳、苦しくても強く生きてほしい、そんな気持ちを込めて、希望のある夏休みを書きました。
『誰もが望む姿で、愛する人と暮らしていけたら』とのお言葉にとても温かな気持ちにさせていただきました。
お読みくださりありがとうございました。
His Gloom, Her Redianceへの応援コメント
やはりゆげさんの作品は素晴らしいです。本当に優しくて温かくて、それに大切なことをたくさん教えてくれます。
一緒に美味しいご飯を食べれば、それを美味しいと、その幸せを分かち合うことができれば、宇宙人とだって理解し合えるんですよね。そのことをゆっくりと優しく、ただ寄り添うことで教えてくれる叔父さんが素敵です。なっちゃんにとってこれからの夏が光り輝くものであることを願います。
素敵なお話を読ませていただきありがとうございました。
作者からの返信
しぇもんごさん
お越しくださりありがとうございます。
たくさんお褒めいただいて恐縮しています。作者はこうあったらいいなという理想を書いているのですが、しぇもんごさんはじめ読者の皆さまにいろいろ考えていただいて本当に感謝です。
優しい叔父さんと過ごせて、宇宙人に大切なことを気づかせてもらって、きっとなっちゃんにとっても輝いた夏だったのではないかと思います。温かいお言葉が嬉しいです。
こちらこそ、お読みくださりありがとうございました。
His Gloom, Her Redianceへの応援コメント
葉月賞の作品全部読んだつもりが所々読めておらず、順番に読み直しておりました。
そしてこの作品に出逢い、もう目頭が……!
素晴らしいですね。
夏輝の揺れ動く気持ちが読み手にひしひしと伝わってきて、叔父さんからのプレゼントのシーンで最高潮に。
最高でした。
自分が自分らしく生きられるということはかけがえのないことですね。
ゆげさん、ありがとうございました。
作者からの返信
未来屋 環さん
見つけてくださりありがとうございます。
こういう環境があったらいいよなあという理想をいっぱい詰め込みました。
今は色んな情報もあっていろんな人とも繋がりやすいけど、自分を認めてくれる身近な人の存在って、やっぱり何よりも大切なんだと思います。
主人公には、自分を大切に強く生きてほしいという願いを込めました。
温かなレビューもいただき、嬉しかったです。
こちらこそありがとうございました。
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いろんな柵があると思うけれど、
叔父さんとおじさんがいてくれれば……きっと✨
未来は開けると信じています✨
いつも思うのですが、理解できないならせめてそっとしておいて欲しい、と思うのは我が儘なのでしょうか?
自分達の物差しに当てはめて、そぐわないなら非難する、尊重するなら無理矢理にでも周囲まで巻き込んで力ずくでも納得させる……
干渉しない、というのはそんなにおかしな事だろうか? と。
自分でも違和感は気付いている、でも、それを納得してもらうためになにかを犠牲にするなら、見ないフリでも構わない、そっとしておいて欲しいと、私は思ってしまいます。
彼女は、自分の居場所を見つけた、立ち位置、立脚点を見つけたのだと思います。
新しい制服に身を包んで……
これから先も、いろんな苦難があるのかもしれない。それでも、彼女に幸多かれと願わずにはいられません✨
素敵な作品でした、ありがとうございます✨
作者からの返信
天川さん
感想ありがとうございます。
明るいラストになるよう、希望を詰め込んで書いてみました。
叔父さんとおじさんがいてくれて、主人公もきっと心強いと思います。
そっとしておいてくれるって、本当にありがたいことだと思うのです。
家族に関しては作者自身あまり消化できていないところが多くて、主人公の両親の行動も子を心配したり幸せを願うからこそなのだと、今となっては頭ではそう思えることもあるのですけど、でも子どもとしてはそれは否定されているに過ぎなくて…いやそれとも親のエゴなのか…いやそんなはずは……とかなんとか、ぐるぐると考えてしまうのです。
なんだかよく分からない返信になってしまいすみません…
主人公の幸せを願っていただきとても嬉しいです。
こちらこそ、お読みくださりありがとうございました。
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読ませていただきました。
とても暖かく、ほのぼのとした——だけではない、悲痛なものも込められていて、ああ、これは人の生だな、と思いました。
現実には叔父さんみたいな人は少なく、世間の価値観や常識に揉まれて、諦めて求められる形になる人や、そのことに反発して大きく逸脱していく人もいると思います。
けれど、そうじゃない世界だって、ちゃんと受け止めてくれる世界だって、いまではないかもしれないけれど、きっとあるよ! というエールのように感じました。
もっともマイノリティでなければマイノリティの気持ちはわからない、というような、そんな悲しい世界でありませんように、という気持もありますが。例え叔父さんの性的嗜好がマジョリティの側であったとしても、カテゴリ的にはアウトサイダー側のはずで、肉親だから受け入れざる得ない、ではない何かの可能性——というか光明か、そういうものをゆげさんには指し示す作者になっていただきたいな、と思いました。
世間なんて、ほんと全然そんなものではないだけに、余計に。
作者からの返信
スロ男さん
お越しくださりありがとうございます。
こちらこそ、温かいコメントをいただいて、まるでエールのように感じています。
自分のままでいたいという主人公の強い思いを描きたいと思いました。
希望をたくさん込めましたので、それを感じてくださったことがとても嬉しかったです。
けれど、マイノリティでなければマイノリティの気持ちはわからない、そんなことは決してありません。例え少しであってもそういうふうに見えてしまう書き方になっているようでしたら、気を付けたいと思います。
世間って本当に温かいと思います。ただなんというか、特に親子のように、近ければ近い関係ほど受け入れ難いのも愛情があるからこそなのだと思うところもあって、こういうものを表現できていればいいなとは思っています……お返事に、なっているでしょうか…
感想ありがとうございました。
まだ汲み取り切れていない部分もあるかもしれません。ゆっくり受け止めさせていただきたいと思います。